2025-06-16 17:11 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
ある日、静かな王国に一大事が起こりました。長年、王家の象徴として大切にされてきた王冠が、厳重に警備された宝物庫から消えてしまったのです。
王国騎士団長のレオナルドは、ただちに捜査を開始しました。宝物庫に出入りできたのは、以下の4人だけです。
- 庭師の少年: 毎日、宝物庫の庭の手入れをしています。無邪気で明るい性格ですが、少しドジなところがあります。
- 王女の侍女: 王女に仕える、冷静で美しい女性です。宝物庫の鍵の管理も任されています。
- 王宮料理人: 王のために毎日料理を作っています。腕は確かですが、少し短気なところがあります。
- 老賢者: 王に知恵を授ける、物静かな老人です。宝物庫にある古文書の研究をしています。
レオナルドは4人から話を聞き、以下のような証言を得ました。
- 庭師の少年: 「朝、庭の手入れをしていたら、侍女さんが宝物庫に入っていくのを見ました。その後、料理人さんが大きな袋を持って出ていくのを見ました。」
- 王女の侍女: 「朝、宝物庫に鍵を返しに行っただけです。老賢者様が古文書を熱心に読んでいらっしゃいました。」
- 王宮料理人: 「市場で珍しい食材を仕入れて、大きな袋に入れて持ち帰っただけです。庭師の少年が、宝物庫の周りをうろうろしていました。」
- 老賢者: 「私は朝からずっと、宝物庫で古文書を読んでいました。誰かが入ってきたような気配はしましたが、誰かは分かりません。」
しかし、レオナルドは4人の証言の中に、矛盾する点があることに気づきました。さらに調査を進めた結果、以下の事実が判明しました。
- 王冠は、大きな袋に入れて持ち出された。
- 犯人は、嘘をついている。
- 犯人は一人である。
王冠を盗んだのは誰でしょうか?
解答
犯人は王宮料理人です。
論理的思考:
- 矛盾点の指摘: 庭師の少年と王宮料理人の証言が矛盾しています。庭師は「料理人が大きな袋を持って出ていくのを見た」と言い、料理人は「庭師が宝物庫の周りをうろうろしていた」と言っています。
- 犯人は嘘をついている: 誰かが嘘をついていることが分かっているので、庭師と料理人のどちらかが嘘をついています。
- 王冠の運び方: 王冠は大きな袋に入れて持ち出されたことが分かっています。
- 犯人の特定: 料理人は「市場で食材を仕入れて、大きな袋に入れて持ち帰った」と言っています。つまり、大きな袋を持っていたのは料理人だけです。
- 結論: 料理人が王冠を盗み、市場で食材を仕入れたという話をでっち上げて、アリバイを作ろうとしたと考えられます。
- 他の人の可能性:庭師の少年が嘘をついていても王冠を盗んだ理由と方法が矛盾し、侍女は鍵を管理している立場上盗むのは難しく、老賢者は古文書を読んでいて袋を持ち出す不自然さがある。