2025-06-16 00:59 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは、世界的に有名な名探偵。ある日、あなたは古びた美術館の館長から、緊急の依頼を受けました。「大変です!明日、一般公開を予定していた王国の王冠が盗まれてしまったのです!」
美術館に到着したあなたは、館長から詳しい話を聞きました。
- 王冠は、厳重な警備の施された展示室に飾られていた。
- 展示室には、館長、警備員A、警備員Bの3名しか入室していない。
- 展示室の扉は、特殊な鍵でしか開けることができず、その鍵は館長が常に所持していた。
- 展示室には、窓が一つあるが、鉄格子で完全に覆われており、外からの侵入は不可能。
- 王冠が盗まれたのは、昨日の午後3時から午後4時の間。
-
3人の証言は以下の通り。
- 館長:「午後3時から4時まで、私は自分のオフィスで明日の準備をしていました。警備員AとBには、展示室の見張りを頼んでいました。」
- 警備員A:「午後3時から4時まで、私は展示室の前で立哨していました。館長がオフィスに向かうのを見送った後、誰も展示室には入っていません。」
- 警備員B:「午後3時から3時半まで、私は展示室の中で立哨していました。その後、3時半から4時まで、トイレに行っていました。トイレから戻ってからも、誰も展示室には入っていません。」
あなたは3人の証言と現場の状況から、犯人を特定する必要があります。犯人は一体誰でしょうか?そして、どのようにして王冠を盗んだのでしょうか?
ヒント
- 3人の証言の中に、矛盾している点があります。
- 展示室の構造をよく考えてみてください。
解答
犯人:警備員B
犯行方法:
警備員Bは、3時半から4時までトイレに行っていたと証言していますが、これが嘘です。
警備員Bは3時半に、展示室にあった王冠を隠し持ちトイレへ行きました。 警備員Bがトイレから戻った際、王冠は隠し持ったまま展示室へ戻っています。 警備員Bは、王冠を盗んだ後、誰も展示室に入っていないと証言することで、他の人物に疑いが向くように誘導しました。
理由:
- 警備員Aの証言:「館長がオフィスに向かうのを見送った後、誰も展示室には入っていません。」
- この証言が正しければ、3時半から4時の間に、誰も展示室に”入って”いないことになります。
- しかし、警備員Bは「3時半から4時までトイレに行っていた」と証言しており、これは”入って”いないという警備員Aの証言と矛盾します。
- 館長は鍵を持っており、窓からの侵入も不可能であるため、残る容疑者は警備員AとBになります。
- 警備員Aの証言と警備員Bの証言が矛盾しているため、どちらかが嘘をついていることになります。
- 警備員Aが嘘をついている場合、館長も共犯である可能性が出てきてしまいます。
- しかし、盗まれた王冠によって利益を得るのは、警備員Bである可能性が一番高いです。