2025-06-15 22:10 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵シャーロック・ホームズの助手として、ロンドンの街で様々な難事件に挑んでいます。今日は、バッキンガム宮殿から緊急の依頼が舞い込みました。
「王室に伝わる大切な王冠が、今朝になって忽然と姿を消してしまったのです!」
宮殿に到着すると、エドワード国王は憔悴しきった様子で、あなたに事件の概要を説明しました。
- 王冠は普段、厳重な警備が施された王室の宝物庫に保管されている。
- 昨夜、王冠が保管されているのを確認したのは、警備隊長のジョンと、王室付きのメイド、メアリーの2人。
- 宝物庫の扉は、特殊な暗証番号を知る者しか開けられない。暗証番号を知っているのは、国王、ジョン、メアリーの3人だけ。
- 宝物庫には監視カメラが設置されているが、昨夜の23時から今朝の6時までの映像が、何故か全て消去されていた。
- 宝物庫の扉は、今朝も鍵がかかった状態で発見された。扉や窓に、破壊された形跡はない。
- ジョンは「昨夜はいつも通り見回りをしただけで、何も変わったことはなかった」と証言。
- メアリーは「昨夜、宝物庫の前を通った際、微かに金属が擦れるような音を聞いた気がする」と証言。
あなたは、宮殿内を注意深く調べ始めました。すると、宝物庫の床に、微かな砂のようなものが落ちているのを発見しました。また、メアリーの証言から、金属が擦れる音に引っかかりました。
問題
以上の情報から、王冠を盗んだ犯人と、犯行の手口を推理してください。
解答
犯人:ジョン警備隊長
犯行の手口:
- ジョンは暗証番号を知っているので、宝物庫の扉を開けることができた。
- 監視カメラの映像を消去したのは、犯行が発覚するのを防ぐため。
- ジョンが「何も変わったことはなかった」と証言しているのは、嘘をついていることを隠すため。
- 床に落ちていた砂のようなものは、ジョンの靴に付着していたものと考えられる。
- 金属が擦れる音は、ジョンが王冠を持ち出す際に、王冠が何かに擦れた音だと考えられる。
推理の根拠:
- 内部犯行の可能性: 扉が破壊されておらず、暗証番号を知る人物しか開けられないことから、犯人は国王、ジョン、メアリーのいずれかである可能性が高い。
- 国王の除外: 国王が自ら王冠を盗む動機がないため、国王は除外できる。
- メアリーの証言: メアリーは金属音を聞いたと証言しており、犯行を目撃した可能性もあるが、犯人である可能性は低い。
- ジョンの証言の不自然さ: ジョンは「何も変わったことはなかった」と証言しているが、監視カメラの映像が消去されている時点で、何かが起こったはずである。
- 砂の存在: 宝物庫の床に砂が落ちているという状況は、外部から何者かが侵入した可能性を示唆する。しかし、扉や窓に破壊された形跡がないことから、内部の人物が砂を持ち込んだ可能性が高い。
- 金属音の正体: メアリーが聞いた金属音は、王冠を持ち出す際に発生した可能性が高い。
- 総合的な判断: 以上の要素を総合的に判断すると、ジョンが王冠を盗んだ可能性が最も高い。