2025-06-13 22:10 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語:
あなたは名探偵シャーロック・ホムズ…の助手、ジョン・ワトソンだ。ある日、バッキンガム宮殿から緊急の依頼が舞い込んだ。
「女王陛下の王冠が盗まれた!」
現場は厳重に警備された王室の宝物庫。しかし、入り口や窓に侵入の形跡はない。まるで王冠が魔法のように消えてしまったのだ。
手がかり:
- 宝物庫の状況:
- 王冠が展示されていたガラスケースは、内側から丁寧にロックされていた。
- ケースの周囲には、誰かが触れたような跡はない。
- 宝物庫には、女王陛下、警備隊長、そして宝石鑑定士の3人しか立ち入っていない。
- 証言:
- 女王陛下: 「朝、王冠を見に行った時は確かにあったのよ。でも、お茶の時間にもう一度見に行ったら、消えていたわ。」
- 警備隊長: 「私は宝物庫の入り口を常に監視していました。誰も出入りしていません。」
- 宝石鑑定士: 「私は朝一番で王冠の状態を確認しました。その後は自分の仕事に戻っていました。」
- 3人はそれぞれ、アリバイがある。
- 追加情報:
- 宝物庫には、小さな通気口がある。普段はフィルターが設置されているが、事件当日、フィルターが外されていた。
- 通気口は非常に小さく、大人が通れるサイズではない。
- 宝物庫の中には、数羽の鳥が出入りしている。
問題:
王冠はどのようにして盗まれたのか?犯人は誰か?そして、犯行の手口を論理的に説明せよ。
…さて、ワトソン君。君ならどう推理する?
解答
犯人: 鳥
犯行手口:
- 宝石鑑定士が王冠の状態を確認した後、通気口のフィルターが何らかの理由で外された(意図的かどうかは不明)。
- 鳥が宝物庫の中に侵入し、王冠の宝石に興味を持った。
- 鳥は宝石をくちばしで運び出し、通気口から外へ飛び去った。
- 鳥は何度も宝物庫に出入りし、宝石を少しずつ運び出し、最終的に王冠の宝石が全て無くなった。
解説:
- 侵入の形跡がないこと: 王冠は「盗まれた」のではなく、鳥によって少しずつ「持ち去られた」。
- 3人のアリバイ: 3人は直接的に王冠を盗んでいない。
- ガラスケース: ガラスケースは内側からロックされており、人が侵入した形跡はない。
- 通気口: 通気口は小さく人が通れないが、鳥なら問題なく出入りできる。
この手口であれば、すべての証言と状況証拠に矛盾なく説明できる。