2025-06-13 12:22 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた王女のティアラ
物語
アリア王国の美しい王女、リリア。彼女は明日、隣国の王子との結婚式を迎えるはずでした。しかし、今朝、王女の部屋から豪華なティアラが消えてしまったのです!
王女の部屋に出入りできたのは、以下の4人。
- 侍女のソフィア: 王女の身の回りの世話をする、真面目な女性。
- 庭師のオリバー: 王室の庭園を手入れする、腕の良い職人。
- 料理長のマルコ: 王室の食事を作る、陽気な男性。
- 近衛兵のレオ: 王女の部屋の前を警護する、忠実な兵士。
彼らはそれぞれ、以下のように証言しています。
- ソフィア: 「朝食の準備で王女様の部屋に行きましたが、ティアラはありませんでした。私は何も盗んでいません!」
- オリバー: 「朝からずっと庭の手入れをしていました。部屋には近づいていません。」
- マルコ: 「朝食を運んだ時、王女様はまだ眠っていました。ティアラがあったかどうかは見ていません。」
- レオ: 「誰も王女様の部屋には入っていません。私はずっと見張っていました。」
しかし、王国には古くから伝わる言い伝えがありました。
「嘘をついている者が必ず一人いる。」
そして、今回の事件にはもう一つの手がかりが。
- 王女の部屋の窓は開いており、外にはオリバーが手入れしたばかりの花壇がありました。
- 花壇には、マルコの調理場で使われているハーブ「ローズマリー」が一本落ちていた。
さあ、あなたは名探偵です。論理的な思考で、ティアラを盗んだ犯人を突き止めてください!
解答
まず、レオの証言「誰も王女様の部屋には入っていません」が嘘だと仮定します。
- もしレオが嘘をついているなら、誰かが王女の部屋に入ったことになります。
- しかし、ソフィア、オリバー、マルコの全員が部屋に入っていないと主張しています。(マルコは確定できないが、入れていないという主張)
- 王女の部屋に、マルコの調理場で使われているハーブ「ローズマリー」が落ちていたことから、マルコが部屋に入った可能性が高い。
- しかし、言い伝えから嘘をついているのは一人だけなので、レオが嘘をついていて、かつマルコが部屋に入ったと仮定すると、他の3人は本当のことを言っていることになり、矛盾が生じます。
次に、レオが正直に証言していると仮定します。つまり、誰も王女の部屋に入っていない。
- 言い伝えから嘘をついているのは一人なので、ソフィア、オリバー、マルコのいずれかが嘘をついている必要があります。
- ソフィアが嘘をついている場合、彼女はティアラを見た可能性があり、犯人である可能性が出てきます。
- オリバーが嘘をついている場合、彼は部屋に近づいたことになり、花壇にローズマリーが落ちていることと矛盾しません。また、ティアラを盗んだ可能性が出てきます。
- マルコが嘘をついている場合、彼は王女が眠っている時にティアラを見たことになり、犯人である可能性が出てきます。
- しかし、花壇にローズマリーが落ちていたことから、オリバーが犯人である可能性が高いと考えられます。
したがって、犯人は庭師のオリバーです。
論理的根拠
- レオの証言の重要性: まずレオが嘘をついていると仮定すると、他の証言との整合性が取れなくなるため、レオは正直に証言している可能性が高いと判断します。
- ローズマリーの証拠: マルコの調理場で使われているローズマリーが花壇に落ちていることは、オリバーが花壇の手入れ中に、マルコの調理場からローズマリーを持ち込んだ、またはマルコが庭に立ち入ったことを示唆します。
- オリバーの嘘の可能性: オリバーが「部屋には近づいていない」と嘘をついている場合、彼は王女の部屋に近づき、窓から侵入してティアラを盗んだ可能性があります。
- 最も可能性の高いシナリオ: 以上のことから、レオが正直に証言し、オリバーが嘘をついているというシナリオが、最も矛盾が少なく、証拠と合致すると判断できます。