2025-06-12 12:22 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語:
ある日、美しい王冠が盗まれてしまいました。王冠は、王国にとって非常に大切なもので、代々王家に受け継がれてきた宝です。盗まれたのは、厳重に警備された王宮の一室。部屋には3人の容疑者がいました。
- A: 王宮に長年仕える忠実な執事
- B: 王国に恨みを持つ隣国のスパイ
- C: 一攫千金を狙う、最近雇われた庭師
事件当日、3人はそれぞれ以下のように証言しています。
- A: 「私は一日中、王の書斎の整理をしていました。王冠が盗まれた時間帯は、休憩のために自室で紅茶を飲んでいました。」
- B: 「私は王宮には侵入していません。その日は一日中、国境近くの森でバードウォッチングをしていました。」
- C: 「私は庭の手入れをしていました。王冠が盗まれた時間帯は、ちょうどバラの手入れをしていて、手が汚れていたので、どこにも触っていません。」
しかし、調査の結果、以下の事実が判明しました。
- 王冠が盗まれた部屋のドアノブには、泥の跡が付着していた。
- 執事Aの自室からは、王冠のケースを開けるための特殊な鍵が見つかった。(ただし、Aは鍵を盗んだ覚えはないと主張)
- スパイBは、バードウォッチングが趣味ではなく、鳥の種類も全く知らない。
問題:
以上の証言と事実から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
まず、それぞれの証言と事実を照らし合わせて検討します。
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執事A: 鍵が見つかったのは、Aにとって不利な証拠です。しかし、Aは鍵を盗んだ覚えがないと主張しており、鍵がどのようにAの部屋に持ち込まれたのかが不明です。Aの証言が嘘である可能性はありますが、決め手には欠けます。
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スパイB: バードウォッチングが趣味ではないという事実は、Bが嘘をついていることを示しています。Bは王宮に侵入した可能性があります。
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庭師C: ドアノブの泥の跡は、庭師Cが犯人であることを強く示唆しています。Cはバラの手入れで手が汚れていたと言っていますが、それは泥の跡と矛盾しません。
以上のことから、最も可能性が高いのは、庭師Cが王冠を盗んだ犯人であると考えられます。Cは庭の手入れで泥まみれになった手で王冠のある部屋に侵入し、王冠を盗んだと考えられます。