2025-06-11 18:16 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠と秘密のレシピ
物語
あなたは名探偵。ある日、お菓子で有名な王国から悲鳴のような依頼が舞い込んできた。「王室の宝である『太陽の王冠』が盗まれた」というのだ。
王冠は、年に一度の「太陽祭」でお披露目されるはずだった。しかし、祭りの準備中に王冠が飾られていた展示台から忽然と姿を消してしまった。
王国では、王冠の盗難と同時に、王室のパティシエが代々受け継いできた秘伝のレシピの一部も無くなっていることが判明した。パティシエによれば、レシピは王冠と同じ展示室に保管されており、盗まれたのは「魔法の粉」と呼ばれる材料に関する部分だけだという。
あなたは早速、王室に赴き、関係者から事情を聞くことにした。
- 国王:「太陽の王冠は、王国にとって希望の象徴だ。祭りが成功しなければ、王国は暗闇に包まれてしまう。」
- 王妃:「秘伝のレシピは、王国の繁栄を支えてきた。レシピが無くなれば、王国の食文化は崩壊してしまう。」
- パティシエ:「魔法の粉は、お菓子に特別な力を与えると言われている。そのレシピだけが盗まれたのは、何か意図があるに違いない。」
- 警備隊長:「王冠とレシピが保管されていた展示室には、厳重な警備が敷かれていた。しかし、犯人は警備の目を盗んで侵入したようだ。」
- 王女:「犯人はきっと、王冠とレシピを使って何か悪いことを企んでいるに違いないわ。」
あなたは関係者から話を聞くうちに、あることに気が付いた。それは、関係者全員がどこか焦っているような、何かを隠しているような雰囲気を感じたことだ。
さらに、あなたは展示室を詳しく調べた結果、奇妙なことに気が付いた。
- 展示室の窓は内側からしか開けられない構造になっている。
- 展示室のドアには鍵がかかっており、鍵を持っているのは国王、王妃、警備隊長の3人だけである。
- 展示室内には、誰かが慌てて逃げたような足跡が残されている。
- 足跡は、展示室の奥にある隠し通路へと続いている。
- 隠し通路の先には、パティシエの工房へと繋がる扉がある。
- 工房の暖炉の中には、燃えかけの紙片が残されており、そこには「魔法の粉」という文字が辛うじて読み取れる。
あなたは全ての証拠を総合的に判断し、犯人を特定した。
問題
- 犯人は誰か?
- 犯行の動機は何か?
- 盗まれた王冠とレシピはどこにあるか?
解答
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犯人はパティシエ
-
犯行の動機
- パティシエは、自身の腕前に自信がなく、秘伝のレシピに頼りすぎていた。
- しかし、近年、新しいお菓子職人が台頭し、パティシエの地位は脅かされていた。
- パティシエは、焦りから秘伝のレシピを独り占めし、他の人に知られることを恐れた。
- そこで、王冠を盗むことで王室の目を欺き、レシピを隠蔽しようと企んだ。
- 「魔法の粉」のレシピだけを盗んだのは、その部分が最も重要なものであり、他の人に真似されることを恐れたため。
- 暖炉で燃やそうとしたのは、証拠隠滅のため。
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盗まれた王冠とレシピの隠し場所
- 王冠は、パティシエの工房にある隠し部屋に隠されている。
- レシピは、パティシエが肌身離さず持っている。
論理的根拠
- 展示室の窓が内側からしか開けられない構造であること、ドアの鍵を持っているのが国王、王妃、警備隊長の3人だけであることから、外部からの侵入は不可能である。
- 足跡が隠し通路を通り、パティシエの工房へと繋がっていることから、パティシエが犯人である可能性が高い。
- 工房の暖炉から「魔法の粉」という文字が読み取れる燃えかけの紙片が見つかったことから、パティシエがレシピを隠蔽しようとしたことがわかる。
- 他の関係者には、王冠とレシピを盗む動機が見当たらない。
- パティシエは、自身の地位が脅かされているという焦りから、犯行に及んだと考えられる。
- 以上の状況証拠から、パティシエが犯人であると断定できる。