2025-06-11 06:17 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王女のティアラ
【物語】
古の王国、エルデンブルグ。この国には代々、王女にのみ受け継がれる美しいティアラがありました。それは「星の涙」と呼ばれ、夜空の星々を閉じ込めたかのように輝く宝石が散りばめられていました。
ある日、王女アメリアが目を覚ますと、ティアラが消えていたのです!王女は悲しみ、王は激怒しました。城中の人々が捜索に乗り出しましたが、ティアラは見つかりません。
最後に、名探偵であるあなたに白羽の矢が立ちました。王女の部屋に残されたわずかな手がかりと、関係者の証言から、真実を突き止めてください。
【手がかり】
- 王女の部屋:
- 窓は内側から鍵がかかっていた。
- 机の上には、未完成のパズルが置かれていた。(パズルのピースはすべて揃っている)
- 王女は日記をつけており、昨日の日付のページには「庭のバラが咲いた」と書かれていた。
- 関係者の証言:
- メイドのマリー: 「朝、王女様の部屋に朝食を運んだ時、いつもと変わった様子はありませんでした。ティアラが無くなっていたなんて、全く気づきませんでした。」
- 庭師のジョージ: 「昨日は一日中、庭のバラの手入れをしていました。王女様が庭にいらっしゃったのは、午後3時頃だったと思います。」
- 騎士団長のロベルト: 「昨夜は城の警備を厳重にしていました。不審な人物を見かけたという報告はありません。」
- 王女アメリア: 「昨夜はパズルをしてから寝ました。朝起きたらティアラが無くなっていて…。本当にショックです。」
【問題】
上記の証拠と証言から、ティアラを盗んだ犯人を特定し、どのようにして盗んだのかを推理してください。
ヒント: 時間の流れと、それぞれの証言の矛盾点に注目してみましょう。そして、パズルが示す意味とは…?
解答
犯人:庭師のジョージ
方法:
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アリバイ工作: ジョージは「昨日は一日中、庭のバラの手入れをしていた」と証言していますが、王女の日記には「庭のバラが咲いた」と書かれています。つまり、バラが咲いたのは昨日よりも前であり、ジョージの証言は怪しいと言えます。
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王女の行動の把握: ジョージは王女が午後3時頃に庭に来たことを知っています。これは、彼が王女の行動を監視していたことを示唆します。
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パズルの利用: 王女の部屋にあった未完成のパズル。これは、ジョージが王女の部屋に侵入し、ティアラを盗む際に、パズルをわざと未完成の状態にしたと考えられます。王女がパズルに気を取られている間に、ティアラを盗む計画だったのでしょう。窓が内側から鍵がかかっていたことからも、外部からの侵入ではなく、内部の人間による犯行であると推測できます。
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犯行時刻の特定: メイドのマリーが朝食を運んだ時、ティアラはまだ無くなっていなかったことから、犯行は夜から朝の間に行われたと推測できます。騎士団長が不審な人物を見ていないことから、ジョージは騎士団長の目を盗んで王女の部屋に侵入したと考えられます。
結論:
ジョージは、王女が庭に来る時間帯を把握し、夜中に王女の部屋に侵入してティアラを盗みました。彼はパズルを未完成にして、王女の注意をそらそうとしましたが、計画は失敗に終わったと考えられます。