2025-06-10 15:12 の謎

毎日楽しめる謎解き問題:消えた宝石の行方

物語

あなたは名探偵。ある日、大富豪のミスター・スミスから緊急の依頼が舞い込んできました。

「大変だ!我が家で最も価値のある宝石『オリオンの涙』が盗まれた!今夜は盛大なパーティーを開いていたのだが、その最中に消えてしまったんだ!」

あなたは早速、スミス邸に駆けつけました。パーティーには、スミス氏を含め、以下の5人が参加していました。

  1. ミスター・スミス:宝石の持ち主。パーティーの主催者。
  2. ミセス・スミス:ミスター・スミスの妻。美しいドレスに身を包んでいました。
  3. ジェームズ:ミスター・スミスの弟。借金があるという噂です。
  4. アリス:ミスター・スミスの秘書。冷静沈着で仕事熱心な女性。
  5. ブラウン:ミスター・スミスの長年の友人。宝石鑑定士。

あなたは5人から話を聞き、以下の証言を得ました。

さらに、あなたは以下の事実を掴みました。

問題

以上の情報から、宝石を盗んだ犯人は誰でしょうか?

解答

犯人はブラウンです。

論理的思考

  1. 嘘をついている人物を特定する:

    • ミスター・スミス: ブラウンと庭にいたと証言。
    • ミセス・スミス: アリスと談笑、ジェームズの動きが怪しいと証言。
    • ジェームズ: 一人でバーカウンターにいた、ミセス・スミスとアリスは一緒、庭に繋がるドアが開いていたと証言。
    • アリス: ミセス・スミスと談笑、時々書斎へ、ジェームズはずっとバーカウンターと証言。
    • ブラウン: ミスター・スミスと庭、その後書斎で図鑑を見ていたと証言。
  2. 矛盾点を洗い出す:

    • ミセス・スミスとアリスは、お互いに一緒にいたと証言している。ジェームズも同様の証言をしているため、少なくともこの3人の証言は一致している。
    • ジェームズとアリスの証言は、ジェームズがバーカウンターにいたという点で一致している。
    • ミスター・スミスとブラウンの証言に注目すると、矛盾点が見つかる。ミスター・スミスはブラウンと庭にいたと証言しているが、ブラウンは庭にいた後、書斎で図鑑を見ていたと証言している。もしブラウンが書斎に行っていたのなら、ミスター・スミスの証言と矛盾する。
  3. 犯人を特定する:

    • 矛盾した証言をしているのはブラウンだけである。犯人は必ず嘘をついているという前提から、ブラウンが犯人である可能性が極めて高い。
    • ブラウンは宝石鑑定士であり、宝石の価値を熟知している。書斎で宝石図鑑を見ていたという証言も、宝石を盗むための下準備だったと考えられる。

したがって、宝石を盗んだ犯人はブラウンであると結論づけられます。