2025-06-09 02:52 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
あなたは、歴史ある国の名探偵。ある日、王宮から緊急の依頼が入りました。それは、代々王家に受け継がれてきた大切な王冠が、厳重に警備された宝物庫から忽然と姿を消したというのです。
宝物庫には、王、王妃、そして王室警備隊長の3人しか立ち入ることができません。しかし、3人とも犯行を否定しています。
状況
- 宝物庫の扉は内側から鍵がかけられており、鍵は王が持っていました。
- 宝物庫には窓がなく、壁も天井も床も、特殊な金属で補強されており、破壊は不可能です。
-
王、王妃、王室警備隊長の証言は以下の通りです。
- 王:「私は鍵を持って宝物庫に入り、王冠を確認しました。その後、鍵をかけ、誰にも渡していません。」
- 王妃:「私は王と共に宝物庫に入りました。王冠がそこにあるのを見ましたが、それには触れていません。」
- 王室警備隊長:「私は王と王妃と共に宝物庫に入りました。王冠の警備に当たっていましたが、王冠には触れていません。その後、王と王妃が宝物庫から出てくるのを見届けました。」
- 宝物庫の中には、王、王妃、王室警備隊長の足跡しか残っていませんでした。
- 王冠は、非常に大きく、隠し持てるようなものではありません。
- 監視カメラの映像を確認したところ、3人が宝物庫に出入りする様子は記録されていましたが、王冠を持ち出す様子は映っていませんでした。しかし、映像にはある矛盾点がありました。
問題
王冠はどのようにして消えたのでしょうか? そして、犯人は誰でしょうか? 映像の矛盾点を指摘し、論理的に推理してください。
ヒント
- 証言の中に嘘をついている人物がいる可能性があります。
- 王冠は物理的に消えたわけではありません。
- 映像を注意深く見てください。3人の行動に注目しましょう。
解答
犯人:王室警備隊長
王冠が消えた方法:王室警備隊長が王冠を自分の制服の中に隠して持ち出した。
映像の矛盾点: 映像には、王室警備隊長が宝物庫に入る時と出てくる時で、体型が明らかに異なっている点が映っていた。入る時はスマートだった隊長の体型が、出てくる時は不自然に膨らんでいた。
論理的推理:
- 密室の証明: 宝物庫は密室であり、外部からの侵入は不可能。
- 証言の嘘: 王、王妃、王室警備隊長の3人の中に、嘘をついている人物がいる。
- 王冠の大きさ: 王冠は大きく、隠し持つことは難しい。
- 隊長の異変: 隊長の体型の変化が、王冠を隠し持っていたことを示唆する。
これらの状況証拠から、王室警備隊長が自分の制服の中に王冠を隠し、密室から持ち出したと結論付けられます。