2025-06-08 21:09 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えたケーキの謎
物語:
今日は、美味しいケーキ屋さん「甘美堂」の開店記念日。店長のパティシエ、甘井さんは、腕によりをかけて特別なケーキを作りました。それは、甘美堂のロゴマークである三日月を象った美しいケーキ。しかし、開店直前に異変が!なんと、ショーケースから三日月ケーキが消えてしまったのです!
お店には、甘井さんの他に3人の従業員がいます。
- 苺田(いちごだ)さん: 明るく元気な販売担当。開店準備で店内を走り回っていました。
- 栗原(くりはら)さん: 寡黙なケーキ職人。厨房で他のケーキの仕上げをしていました。
- 抹茶山(まっちゃやま)さん: 新人のアルバイト。開店前に店の周りの掃除をしていました。
甘井さんが3人に話を聞くと、それぞれ次のように証言しました。
- 苺田さん: 「私は開店準備で忙しくて、ショーケースのケーキは全然見ていませんでした!」
- 栗原さん: 「私はずっと厨房にいたから、ショーケースの様子は分かりません。でも、抹茶山さんが開店前にケーキをじっと見ていたような気がします。」
- 抹茶山さん: 「開店前にショーケースのケーキを見たのは本当です。すごく綺麗だったので。でも、盗んだりしていません!私は掃除が終わってから、ずっと店の入り口に立っていました。」
甘井さんは、3人の証言の中に嘘をついている人がいることに気づきました。そして、犯人はケーキを盗んだだけでなく、さらに巧妙な嘘をついて自分を庇っていると確信しました。
問題:
以下の情報から、ケーキを盗んだ犯人を特定してください。
- 犯人は1人である。
- 犯人は必ず嘘をついている。
- 犯人以外は、真実を語っている。
誰が犯人でしょうか?そして、どのようにして犯人を特定しましたか?
解答
犯人:抹茶山さん
解説:
この問題を解くには、各従業員の証言を検討し、矛盾点を見つける必要があります。
- 苺田さんの証言: 「私は開店準備で忙しくて、ショーケースのケーキは全然見ていませんでした!」
- もし苺田さんが嘘をついていると仮定すると、「見ていない」という証言が嘘になるため、「見ていた」ことになります。しかし、見ていたとしてもケーキを盗んだとは限りません。
- 栗原さんの証言: 「私はずっと厨房にいたから、ショーケースの様子は分かりません。でも、抹茶山さんが開店前にケーキをじっと見ていたような気がします。」
- もし栗原さんが嘘をついていると仮定すると、「厨房にいた」という証言が嘘になるため、「厨房にいなかった」ことになります。そして、「抹茶山さんがケーキを見ていた」という証言も嘘になります。
- 抹茶山さんの証言: 「開店前にショーケースのケーキを見たのは本当です。すごく綺麗だったので。でも、盗んだりしていません!私は掃除が終わってから、ずっと店の入り口に立っていました。」
- もし抹茶山さんが嘘をついていると仮定すると、「ケーキを見た」か「盗んでいない」か「店の入り口に立っていた」の少なくともいずれかが嘘になります。
論理的な推論:
- もし苺田さんが犯人だとすると、彼女の証言が嘘になりますが、それは必ずしもケーキを盗んだことを意味しません。したがって、彼女が犯人である可能性は残ります。
- もし栗原さんが犯人だとすると、彼は厨房にいなかったことになります。しかし、彼が犯人だと証明するには、他の証拠が必要です。
- もし抹茶山さんが犯人だとすると、彼は「盗んでいない」という嘘をついていることになります。そして、彼は「店の入り口に立っていた」という嘘をついているかもしれません。もし彼が店の入り口に立っていなかったとすれば、ケーキを盗む機会があったことになります。
結論:
最も可能性が高いのは、抹茶山さんが犯人であるという結論です。なぜなら、彼の証言が嘘である場合、ケーキを盗んだ可能性が直接的に結びつくからです。栗原さんの証言と組み合わせることで、抹茶山さんがケーキを盗んだ可能性をより強く示唆しています。