2025-06-08 19:08 の謎
今日の謎解き:消えた絵画と3つの証言
物語
とある美術館で、有名な絵画「星のセレナーデ」が盗まれてしまいました。警察はすぐに捜査を開始しましたが、現場に残されたのは奇妙な3つの証言だけ。容疑者は3人。それぞれが絵画について証言しています。
登場人物
- アリス: 美術館の学芸員。絵画の管理を担当していました。
- ボブ: 夜警。事件当日、美術館の見回りを担当していました。
- キャロル: 画家。絵画の熱狂的なファンで、事件前日も美術館に来ていました。
証言
- アリス: 「私が最後に絵を見たのは昨日の閉館後、午後6時です。その時、絵は確かにありました。今朝、出勤して絵がないことに気づいたのです。」
- ボブ: 「昨夜は特に変わったことはありませんでした。いつも通り、1時間おきに見回りをしましたが、誰も見かけませんでした。深夜0時、午前3時、午前6時に絵画の前を通りましたが、午前6時の時点では絵はありました。」
- キャロル: 「私は絵が盗まれる前日、夕方5時頃に美術館に行きました。その時、アリスさんが絵の前に立って、何か作業をしているようでした。声をかけようと思ったのですが、集中しているようだったので止めました。」
問題
3人の証言のうち、明らかに嘘をついているのは誰でしょう? そして、なぜそう言えるのでしょうか?
解答
嘘をついているのはボブです。
理由
この謎解きは、時間軸と証言の矛盾に注目する必要があります。
- アリスの証言: アリスは閉館後の午後6時に絵を確認し、今朝絵がないことに気づいたと言っています。これは、絵が午後6時から今朝の間になくなったことを示唆しています。
- キャロルの証言: キャロルは前日の夕方5時頃にアリスが絵の前で何か作業をしているのを見たと証言しています。これはアリスの証言を裏付ける可能性があります。
- ボブの証言: ボブは深夜0時、午前3時、午前6時に絵画の前を通ったと証言しています。しかし、午前6時の時点では絵があったというのは、アリスが絵を確認した午後6時から今朝の間になくなったという証言と矛盾します。つまり、アリスが絵を確認した午後6時からボブが午前6時に絵を見たという証言の間になくなったという事になります。
したがって、ボブは自分の見回りの時間について嘘をついていると考えられます。なぜなら、午前6時に絵があったとすると、アリスの証言と矛盾してしまうからです。