2025-06-08 05:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:失われた王冠
物語:
あなたは有名な探偵、明智小五郎の助手だ。ある日、依頼人の富豪、神楽木氏が青ざめた顔で事務所に飛び込んできた。
「大変だ!一族に伝わる大切な王冠が盗まれた!」
神楽木家は由緒ある家柄で、王冠は代々家長に受け継がれてきた。しかし、昨夜、厳重な警備を誇る神楽木邸から、忽然と姿を消してしまったという。
あなたは神楽木邸に急行し、現場検証を開始した。
手がかり:
- 王冠が置かれていたのは、神楽木氏の書斎にある特別な展示ケースの中だった。
- 展示ケースは二重ロックされており、鍵は神楽木氏のみが持っている。
- しかし、ケースも部屋も、鍵を使った形跡はない。
- 部屋の窓は全て内側から施錠されており、侵入経路は考えにくい。
- 神楽木邸には、神楽木氏、妻、長男、メイドの計4人が住んでいる。
- 事件当日、神楽木氏は夕食後すぐに書斎で仕事をしていた。
- 妻は友人と外出しており、深夜に帰宅した。
- 長男は自室でゲームをしていたと証言している。
- メイドは夕食後、食器を片付けた後、自室で休んでいた。
- 書斎には、神楽木氏が書いたメモが残されていた。「〇〇〇〇〇 五歩」
- 神楽木氏、妻、長男、メイドは皆、王冠が盗まれたことに驚き、犯行を否定している。
問題:
王冠を盗んだのは誰か?そして、どのようにして盗み出したのか?
解答
犯人: 神楽木氏
トリック:
神楽木氏は、自らが王冠を盗むために、巧妙なトリックを使った。
- 鍵の複製: 神楽木氏は、事前に展示ケースの鍵を複製していた。
- 偽装工作: 夕食後、書斎で仕事をするフリをして、複製した鍵で展示ケースを開け、王冠を盗み出した。
- アリバイ作り: 王冠を盗んだ後、部屋の窓を内側から施錠し、ケースも鍵を使っていないように見せかけた。
- メモの暗号: メモの「〇〇〇〇〇 五歩」は暗号で、〇を数字に置き換えると「55555 五歩」となる。これは「5歩進む」という意味ではなく、書斎の床に隠された隠し扉の場所を示していた。
- 隠し場所: 書斎の床には隠し扉があり、その扉は特定の場所から5歩進んだ場所に設置されていた。神楽木氏は王冠をその隠し扉の中に隠した。
論理的根拠:
- 二重ロックされた展示ケースで、鍵を使った形跡がないのに王冠が消えたのは、鍵を複製した者がいたことを示唆する。
- 窓が内側から施錠されていたことから、外部からの侵入は困難。
- 神楽木氏以外の家族はアリバイがある。
- 神楽木氏がメモを残していたのは、隠し場所を隠蔽するためだったと考えられる。
- 神楽木氏が犯行を否定しているのは、当然の行動。
結論:
神楽木氏は、何らかの理由で王冠を一時的に隠す必要があり、自らの手で盗んだように見せかけた。