2025-06-07 16:12 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
あなたは名探偵。今、あなたは王室から緊急の依頼を受けています。
「大変です!明日の戴冠式で使用するはずの王冠が、今朝、王宮の厳重な警備をかいくぐって消えてしまいました!」
王室関係者への聞き込みの結果、以下の証言が得られました。
- 女王:「今朝は早くから庭園に出て、バラの手入れをしていました。王冠が盗まれた時間帯は、ずっと庭にいました。」
- 王子:「私は朝食後、執務室で戴冠式に関する書類の最終確認をしていました。誰にも会っていません。」
- 侍従長:「私は王子の執務室の隣の部屋で、戴冠式の準備の指揮を執っていました。王子以外には誰も見ていません。」
- 庭師:「女王様が庭にいらっしゃったのは見ましたが、王冠が盗まれた時間帯には、私は庭の裏手にある倉庫で肥料の調合をしていました。」
- 料理人:「私は朝からずっと厨房で、戴冠式で出す料理の仕込みをしていました。厨房から出ていません。」
さらに、現場からは以下の情報が得られました。
- 王冠が保管されていた部屋のドアは、内側から鍵がかけられていました。
- 部屋の窓は開いていましたが、窓の外は高い壁に囲まれており、そこから侵入するのは不可能でした。
- 庭には、女王が使用するバラの手入れ道具以外に、不審な足跡や痕跡は見当たりませんでした。
あなたはこれらの情報から、王冠を盗んだ犯人を特定し、その手口を暴かなければなりません。犯人は誰で、どのようにして王冠を盗んだのでしょうか?
解答
犯人:王子
手口:
- 王子はまず、王冠を保管している部屋の鍵を複製していた。
- 犯行当日、王子は朝食後、執務室で書類を確認していると証言しているが、実際には複製した鍵を使って王冠の保管室に侵入し、王冠を盗んだ。
- 部屋から出る際、内側から鍵をかけるトリックを使った。具体的には、以下のような方法が考えられる。
- 部屋の外から鍵をかけられる特殊な鍵を使用。
- 糸や粘着テープなどを使って鍵を内側から閉める仕掛けを作り、部屋から出た後に仕掛けを動かして鍵をかけたように見せかける。
- 盗んだ王冠は、執務室に隠した。侍従長が隣の部屋にいたにもかかわらず、王子が誰にも会っていないと証言しているのは、侍従長に王冠を隠し持っていることを見られたくなかったから。
論理的根拠:
- 女王、庭師、料理人はアリバイがある。
- 侍従長は王子の証言を裏付けているため、共犯の可能性は低い。
- 犯行現場の状況(内側から鍵がかかっていた、窓からの侵入が不可能)から、内部の人間による犯行である可能性が高い。
- 王子は王位継承者であり、戴冠式を控えている。王冠を盗む動機があると考えられる。(例えば、戴冠式を延期させるため、または注目を集めるためなど)
- 王子が執務室にいたという証言は、彼自身のものであり、客観的な証拠はない。
したがって、状況証拠から、王子が最も可能性の高い犯人であると結論づけられる。