2025-06-07 14:09 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
ここは古の王国、エルドラド。長きに渡り平和を保ってきたこの国で、重大な事件が発生しました。国の象徴であり、王家の権威の証である「太陽の王冠」が、厳重に警備された王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまったのです。
犯行が行われたのは、昨夜の午後9時から今朝の午前6時の間。王宮には限られた人間しか立ち入ることができません。容疑者は以下の4人に絞られました。
- 宰相アルフォンス: 王に次ぐ権力者。最近、王の政策に不満を持っているという噂があります。
- 王女イザベラ: 美しく聡明な王女。しかし、王位継承権がないことを不満に思っているという噂も。
- 騎士団長レオナルド: 王に絶対的な忠誠を誓う騎士。しかし、最近、多額の借金を抱えていることが発覚しました。
- 庭師セバスチャン: 王宮の庭園を管理する老人。王宮の隅々まで知り尽くしていますが、高齢のため、犯行は難しいと思われています。
事件当日、4人はそれぞれ以下のように証言しています。
- 宰相アルフォンス: 「昨夜は午後9時から午前0時まで、自室で書斎の整理をしていた。その後、寝室に戻り、すぐに眠った。」
- 王女イザベラ: 「昨夜は午後10時から午前2時まで、図書室で歴史書を読んでいた。その後、自室に戻り、就寝した。」
- 騎士団長レオナルド: 「昨夜は午後9時から午前5時まで、王宮の警備をしていた。しかし、宝物庫の前は別の騎士が担当していた。」
- 庭師セバスチャン: 「昨夜は午後8時に自室に戻り、薬を飲んで寝た。朝まで一度も起きていない。」
しかし、捜査の結果、以下の事実が判明しました。
- 宝物庫の扉は、特殊な鍵でしか開けられない。その鍵は、王と宰相アルフォンスの2人が持っている。
- 王女イザベラは、軽い近眼であり、普段は眼鏡をかけている。しかし、事件当日は眼鏡をかけていなかった。
- 騎士団長レオナルドは、事件当日、当直の騎士のシフトを密かに変更していた。
- 庭師セバスチャンの部屋からは、強力な睡眠薬が発見された。
これらの証言と事実から、真犯人を突き止めてください。
解答
真犯人は騎士団長レオナルドです。
理由
- 鍵の問題: 宝物庫の鍵を持っているのは王と宰相アルフォンスのみ。アルフォンスが犯人であれば、自らのアリバイを主張する必要はありません。また、王が自らの王冠を盗む動機は考えにくいです。
- 王女のアリバイ: 王女は近眼であり、眼鏡なしで歴史書を読むのは困難です。彼女の証言は疑わしいですが、王冠を盗むための直接的な動機や手段が見当たりません。
- 庭師の睡眠薬: 庭師セバスチャンの部屋から睡眠薬が見つかったのは事実ですが、彼は高齢であり、厳重な警備を突破して王冠を盗むのは難しいと考えられます。また、睡眠薬は彼が眠りにつくために使用した可能性もあります。
- 騎士団長の不審な行動: 騎士団長レオナルドは、シフトを密かに変更していました。これは、彼が宝物庫の警備が手薄になる時間帯を作り出すためだったと考えられます。また、多額の借金を抱えているという事実は、王冠を盗む動機になりえます。
- 総合的な判断: 騎士団長は、鍵の問題を回避し、シフト変更で犯行機会を作り出し、借金という明確な動機を持っています。他の容疑者よりも、彼が犯人である可能性が最も高いと考えられます。