2025-06-06 04:17 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。明日の戴冠式で使用されるはずの王冠が、厳重に警備された王宮の一室から消えてしまったのです。
王冠が保管されていた部屋には、以下の4人の人物が出入りしていました。
- A: 王室警備隊長 - 王冠の警備責任者。真面目な性格で、王室への忠誠心は人一倍強い。
- B: 王室専属宝石商 - 王冠の最終チェックのために部屋を訪れた。腕は確かだが、ギャンブル好きで借金があるという噂も。
- C: 王室歴史学者 - 王冠にまつわる歴史的資料を調べるために部屋に出入りしていた。好奇心旺盛で、少し変わり者。
- D: 王室料理長 - 戴冠式で提供される料理の最終確認のため、部屋の隣にある厨房に出入りしていた。料理の腕は一流だが、過去に王室との間でトラブルがあったという噂も。
現場の状況から、以下のことがわかっています。
- 王冠が消えたのは、今日の午後3時から午後5時の間である。
- 4人全員が、午後3時から午後5時の間に部屋に出入りしている。
- 部屋に出入りする際は、必ず記録簿に名前と入室・退室時間を記入する必要がある。
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記録簿には、以下の記録が残されていた。
- A:入室 3:00、退室 4:00
- B:入室 3:30、退室 4:30
- C:入室 4:00、退室 5:00
- D:入室 3:00、退室 5:00 (厨房への出入りも含む)
- 部屋には、宝石商Bが使用したルーペ(宝石鑑定用の拡大鏡)が落ちていた。
- 料理長Dは、午後4時から午後4時30分の間、厨房で新しいレシピの試作をしていたという証言がある。この間、厨房から一歩も出ていない。
問題
以上の情報から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人は B:王室専属宝石商 です。
推理
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アリバイの確認:
- A:午後3時から午後4時まで部屋にいた。
- B:午後3時30分から午後4時30分まで部屋にいた。
- C:午後4時から午後5時まで部屋にいた。
- D:午後3時から午後5時まで部屋にいたが、午後4時から午後4時30分までは厨房で試作をしていたため、部屋にはいなかった。
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犯行可能時間の絞り込み:
- 午後3時から午後5時の間に王冠が盗まれた。
- Dには午後4時から午後4時30分の間、犯行が不可能であるというアリバイがある。
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状況証拠の検討:
- 宝石商Bが使用したルーペが現場に残されていた。これは、Bが王冠を詳しく調べていたことを示唆する。
- Bには借金があるという噂があり、犯行動機になりうる。
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総合的な判断:
- AとCは、それぞれ時間帯がずれているため、単独での犯行は難しい。
- Dはアリバイがあるため、犯人ではない。
- Bは、犯行可能時間帯に部屋にいた。ルーペが落ちていたこと、借金があるという噂があることから、Bが最も疑わしい。
以上のことから、王冠を盗んだ犯人は宝石商Bであると結論づけられます。