2025-06-05 20:10 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の行方
物語
遥か昔、美しい宝石が散りばめられた王冠がありました。それは「暁の星」と呼ばれ、王国に繁栄をもたらすとされていました。しかし、ある夜、厳重に警備された王宮から王冠が忽然と姿を消してしまったのです。
王は腕利きの探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。王宮に残された手がかりは、以下の3つの証言だけです。
証言
- 庭師: 「夜中に物音がしたので庭に出てみると、怪しい人影が3人、庭の池の方へ走っていくのが見えました。しかし、暗くて誰が誰だか全くわかりませんでした。」
- 料理人: 「王冠が盗まれた夜、私は夜食の準備をしていました。王宮には、騎士団長のアルフレッド、王子のエドワード、そして王の弟であるジョージの3人がおり、彼らに夜食を届けました。」
- 侍女: 「アルフレッド様は真夜中にお城の図書室にいるのをみました。ジョージ様は自分の部屋に戻るのを見ましたが、エドワード王子は見ていません。」
手がかり
- 犯人は一人である。
- 犯人は王宮から逃走していない。
- 庭の池は王宮の裏手に位置し、図書室とは反対方向にある。
- 3人のうち、アリバイが証明できるのは1人だけである。
問題
王冠を盗んだのは誰でしょうか? 理由も添えて答えてください。
解答
犯人: エドワード王子
理由:
- 庭師の証言: 庭師は3人組が池の方向に走っていくのを目撃しています。
- 侍女の証言: 侍女はアルフレッドが図書室に、ジョージが自分の部屋に戻るのを目撃しています。つまり、アルフレッドとジョージはそれぞれアリバイがあります。エドワード王子は侍女に目撃されていないため、この時点ではアリバイがありません。
- 消去法: アリバイが証明できるのは1人だけという手がかりから、アルフレッドとジョージのどちらか一人が犯人である可能性はなくなります。
以上のことから、アリバイがなく、かつ庭師が目撃した3人組の中に含まれている可能性のあるエドワード王子が犯人であると結論付けられます。エドワード王子が池の方向に逃げた後、王宮内に戻り、王冠を隠したと考えられます。