2025-06-05 07:12 の謎
謎解き問題:消えた絵画と猫の足跡
物語
美術館の館長室で、とんでもない事件が発生しました。
名画「月夜の猫」が、忽然と姿を消してしまったのです!
館長は青ざめ、すぐに警備員を呼びました。警備員が調べたところ、窓は閉まっており、鍵もかかっています。唯一、気になる点といえば、床に猫の足跡が残っていることでした。
しかし、美術館で猫を飼っているはずはありません。
手がかり
- 館長室に出入りできるのは、館長、学芸員の田中さん、清掃員の山田さんの3人だけです。
- 事件が発覚したのは午前9時。山田さんは午前8時から9時まで館長室の清掃をしていました。
- 田中さんは午前9時ちょうどに、館長に呼ばれて館長室に入りました。
- 館長は午前8時から10時まで、ずっと自分の部屋にいたと証言しています。
- 猫の足跡は、窓から絵画のあった場所まで続いていました。
- 山田さんは猫アレルギーで、猫を飼っていません。また、猫に触るとすぐに肌が赤くなる体質です。しかし、山田さんの服装に猫の毛は一切ついていませんでした。
問題
絵画を盗んだのは誰でしょうか?そして、なぜ猫の足跡が残されていたのでしょうか?
解答
犯人:田中さん
理由:
- 時間的矛盾: 館長は午前8時から10時まで部屋にいたと証言しており、山田さんは午前8時から9時まで清掃をしていたため、この2人が犯人である可能性は低い。田中さんは午前9時に館長室に入っているため、犯行を行う時間があった。
- 猫の足跡のトリック: 山田さんが猫アレルギーであること、そして猫の毛がついていなかったことから、本物の猫が侵入したとは考えにくい。つまり、猫の足跡は偽装工作である可能性が高い。
- 犯行の動機:(これは問題文にはありませんが、可能性として)田中さんは学芸員であり、絵画に詳しい。また、絵画を盗んで高値で売る動機があると仮定できる。
- 総合的な推測: 田中さんは、猫の足跡のスタンプなどを使って偽の足跡を作り、窓から絵画まで足跡をつけ、あたかも猫が窓から侵入して絵画を持ち去ったかのように見せかけた。山田さんが部屋を清掃している間に、絵画を隠しておき、9時になって館長室に入った際に、絵画を持ち去ったと考えられる。
補足:
この問題は、誰が絵画を盗む時間があったのか、そして猫の足跡が本物かどうかという点に注目することで、論理的に答えを導き出すことができます。犯行の動機は明示されていませんが、状況証拠から田中さんが最も怪しいと判断できます。