2025-06-05 02:42 の謎
謎解き問題:消えた王女のティアラ
物語
古の王国、エメラルドリア。美しい王女エメラルドは、明日の舞踏会で身につけるはずのティアラをとても楽しみにしていました。しかし、今朝、王女の部屋からそのティアラが消えてしまったのです!
王女の部屋に出入りできたのは、以下の4人。
- 騎士団長レオナルド: 王女を護衛する責任者。忠誠心は誰よりも厚い。
- 侍女長ミリアム: 王女の身の回りの世話をする。王女とは姉妹のように仲が良い。
- 宮廷道化師トリックス: 王女をいつも笑わせている。お調子者だが、どこか影がある。
- 隣国の王子セドリック: 明日の舞踏会で王女と婚約する予定。野心家で知られている。
事件当日、4人はそれぞれ次のように証言しています。
- レオナルド: 「朝、王女の部屋の前を通ったが、誰も出入りするのを見ていない。私は王女の安全を第一に考えていた。」
- ミリアム: 「朝食を運んだ時、確かにティアラはありました。その後、私は王女のドレスの準備で一日中忙しかった。」
- トリックス: 「私は王女を笑わせるために、朝からずっと庭で芸をしていた。王女の部屋には近づいていない。」
- セドリック: 「私は昼過ぎに王女に会いに来たが、会えなかった。部屋の前で少し待ったが、誰も出てこなかったので帰った。」
さらに、以下の情報がわかっています。
- ティアラは王女の部屋からしか持ち出せない。
- 犯人は嘘をついている。
- 犯人は1人である。
- レオナルドは剣の腕は立つが、嘘をつくのは苦手である。
問題
ティアラを盗んだのは誰でしょうか? また、それはなぜですか?
解答
犯人:セドリック
理由:
まず、レオナルドは嘘をつくのが苦手という情報から、彼の証言は信用できると判断できます。つまり、「誰も出入りするのを見ていない」というのは事実でしょう。
次に、ミリアムの証言が正しいと仮定すると、「朝食を運んだ時、確かにティアラはありました」となります。しかし、セドリックは「昼過ぎに王女に会いに来た」と言っているので、もしミリアムが嘘をついていなければ、セドリックが盗む時間はありません。
トリックスの証言が正しいと仮定すると、「王女の部屋には近づいていない」ので、彼が盗むことは不可能です。
したがって、セドリックが嘘をついていると考えるのが最も妥当です。セドリックの証言が嘘だとすると、「昼過ぎに王女に会いに来た」というのは嘘で、実際にはもっと早くに王女の部屋に侵入し、ティアラを盗んだ可能性があります。
セドリックがティアラを盗んだ動機は、野心家であるという情報から推測できます。彼は、ティアラを盗むことで、王女との婚約を破談にさせ、エメラルドリア王国の王位を奪う機会を伺っているのかもしれません。