2025-06-04 20:10 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
ここは、古くから宝石の国として知られるエメラルド王国。国王であるエメラルド七世の誕生日の祝賀祭が、いよいよ明日に迫っていました。しかし、今朝、王室の宝物庫から、代々王家に伝わる「太陽王冠」が消えていることが判明したのです!
王冠は、特別なガラスケースに入れられ、厳重に警備されていました。しかし、警備兵は誰も侵入者を見ていないと言います。
手がかり
- 宝物庫の扉は内側から鍵がかけられていました。鍵は国王しか持っていません。
- ガラスケースは無傷で、割られたり、こじ開けられたりした形跡はありません。
- 宝物庫には、小さな通気口が一つあります。しかし、大人は通れないほどの大きさです。
- 昨夜、宝物庫に立ち入ったのは、国王、王妃、そして王室に仕える小間使いの3人だけです。
- 国王は高齢で、足が悪く、素早い動きはできません。
- 王妃は、昨夜からずっと風邪で寝込んでいました。
- 小間使いは、子供の頃からこの城で育ち、誰よりも城の構造に詳しいと評判です。
問題
太陽王冠を盗んだのは誰でしょうか? そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人: 小間使い
トリック:
- 小間使いは子供の頃から城で育ち、城の構造に詳しい。特に、宝物庫の通気口の先がどこに繋がっているのかを知っていた。
- 通気口の先は、別の部屋(例えば、隣の部屋や上の階の部屋)に繋がっていた。
- 小間使いは、まずその部屋から通気口を通って宝物庫に侵入した。
- 王冠を盗んだ後、王冠をその部屋に戻し、再び通気口を通って元の部屋に戻った。
- 最後に、宝物庫の扉を内側から施錠して、何事もなかったかのように振る舞った。
解説:
- 他の可能性(国王や王妃が盗んだ)は、手がかりによって否定されます。
- ガラスケースが無傷であること、扉が内側から施錠されていたことは、外部からの侵入ではないことを示唆しています。
- 通気口は、小間使いが内部から侵入・脱出する唯一の方法です。
このトリックは、城の構造に詳しい小間使いでなければ実行できません。