2025-06-02 22:11 の謎

謎解き問題:消えた王冠の行方

物語

古都アヴァロンにそびえ立つ王宮。そこで代々受け継がれてきた「太陽王の王冠」が、厳重な警備をかいくぐって忽然と姿を消してしまった!

アヴァロン王国の騎士団長であるあなたは、この事件の解決を国王陛下から命じられた。

王宮には、容疑者として3人の人物が浮かび上がった。

手がかり

王宮内を捜査した結果、以下の3つの証言と、1つの奇妙なメモが見つかった。

  1. アーサーの証言:「昨晩は自分の部屋で書物を読んでおり、物音一つ聞こえなかった。」
  2. グウィネスの証言:「昨晩は宝石の買い付けのため、アヴァロンから遠く離れた港町カメロットにいた。」
  3. モードレッドの証言:「昨晩は王宮の庭で星を眺めていた。誰にも会っていない。」
  4. 奇妙なメモ:王冠が保管されていた部屋に残されていたメモには、暗号のような文字で「□△○」と書かれていた。

さらに、騎士団の調査により、以下の事実が判明した。

問題

以上の情報から、太陽王の王冠を盗んだのは誰か?理由とともに答えよ。

解答

犯人はモードレッドである。

理由

  1. アリバイの崩壊: グウィネスはカメロットにいたと証言しているが、アヴァロンとカメロットは馬車で片道12時間かかるため、日帰りでの往復は不可能である。従って、グウィネスのアリバイは成立する。アーサーは書斎にいたと証言しており、特に矛盾点はない。

  2. 暗号の解読: メモに書かれた「□△○」は、アヴァロン王国の紋章である太陽、月、星を表していると考えられる。各容疑者の証言と照らし合わせると、アーサーは書物(文字)、グウィネスは宝石(月)、モードレッドは星を眺めていたと証言している。

  3. 満月の夜: 昨晩は満月だったという事実は、モードレッドの「星を眺めていた」という証言と矛盾する。満月の夜は月明かりが強いため、星を眺めるには適していない。

これらの要素から、モードレッドはアリバイを偽証しており、メモの暗号と自身の証言を結びつけることで、罪を逃れようとしたと考えられる。よって、王冠を盗んだのはモードレッドである。