2025-06-02 16:14 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
ある国の博物館で、国の象徴である王冠が盗まれるという事件が発生しました。警備システムは完璧で、外部からの侵入は不可能。内部の人間による犯行であることは間違いありません。
容疑者は以下の4人です。
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館長: 博物館の全てを知り尽くしている。事件当日は自宅で執筆作業をしていたと証言。しかし、最近博物館の経営状況が悪化していることを苦悩していた。
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学芸員: 王冠の管理を担当。王冠の価値を熟知しており、個人的なコレクションに加えたいという噂もあった。事件当日は展示物の整理をしていたと証言。
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警備員: 真面目な性格で、日々の警備を怠らない。しかし、ギャンブル好きで借金があるという情報も。事件当日は監視カメラのチェックをしていたと証言。
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清掃員: 博物館の隅々まで清掃を担当。普段は目立たない存在だが、博物館の構造に詳しい。事件当日はいつも通り清掃をしていたと証言。
警察の捜査の結果、以下の3つの事実が判明しました。
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事実1: 犯行現場には、学芸員が使用する特殊な手袋の切れ端が落ちていた。
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事実2: 監視カメラの映像には、警備員がいつもより頻繁に休憩を取っている様子が記録されていた。
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事実3: 清掃員が使用する清掃用具入れから、王冠の一部と思われる宝石が見つかった。しかし、宝石は清掃用具に紛れており、意図的に隠されていたかどうかは不明。
これらの情報から、真犯人を特定してください。そして、なぜその人物が犯人であると断定できるのか、理由を説明してください。
解答
真犯人は、警備員です。
理由:
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学芸員の手袋の切れ端: 学芸員は王冠の管理を担当しており、日常的に手袋を使用する機会があります。したがって、手袋の切れ端が現場にあったとしても、犯行に直接結びつく証拠とは言えません。職務上の接触があった可能性が高いです。
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清掃員の宝石: 清掃員の用具入れから宝石が見つかったのは事実ですが、「意図的に隠されていたかどうかは不明」という点が重要です。清掃中に偶然紛れ込んだ可能性も否定できません。
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警備員の不自然な行動: 警備員は監視カメラをチェックする立場であり、通常、休憩を頻繁に取ることはありません。監視カメラの映像に記録されていたということは、警備員が王冠を盗むために、監視の目を欺こうと意図的に休憩を増やしていた可能性が高いと考えられます。また、ギャンブル好きで借金があるという情報も、犯行動機として十分考えられます。
他の容疑者に比べて、警備員の行動が最も不自然であり、状況証拠と動機が一致するため、警備員が真犯人であると断定できます。