2025-06-01 18:14 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた宝石と猫の足跡
物語
ある晴れた日の午後、有名な宝石商、ミスター・ジョーンズの事務所で事件が起きました。 彼のコレクションの中でも最も価値のある「太陽の涙」と呼ばれるダイヤモンドが、厳重にロックされた展示ケースから消えてしまったのです。
現場には、ミスター・ジョーンズ、秘書のリリー、清掃員のトムの3人がいました。
事件後、警察が現場を検証したところ、いくつかの奇妙な点が浮かび上がりました。
- 展示ケース: ロックは壊されておらず、鍵はミスター・ジョーンズが持っていました。
- 窓: 窓はすべて閉まっており、内側からロックされていました。
- 足跡: 部屋の中には、小さな猫の足跡があちこちに散らばっていました。ミスター・ジョーンズは猫を飼っていません。
- 証言:
- ミスター・ジョーンズ: 「私は事件が起きた時、書類に目を通していました。ダイヤモンドが盗まれたなんて信じられません。」
- リリー: 「私は電話対応をしていました。猫の足跡には全く気づきませんでした。」
- トム: 「私は別の部屋を掃除していました。事件については何も知りません。」
警察は、猫が宝石を盗むことは不可能だと考え、内部の犯行だと断定しました。しかし、決定的な証拠は見つかりませんでした。
問題
上記の証拠と証言から、犯人は誰でしょうか? そして、どのようにして宝石を盗んだのでしょうか?
ヒント:猫の足跡が重要なカギとなります。猫はどのようにして部屋に入ったのか、足跡が示す場所、それぞれの証言を照らし合わせて考えてみましょう。
解答
犯人は清掃員のトムです。
犯行の手口:
トムは猫を連れて(または猫の足跡のスタンプなどを使って)犯行に及んだ。
トムは別の部屋を掃除していたと証言していますが、これは嘘です。トムは、清掃用具の中に「太陽の涙」を隠して持ち出す事が可能だった。
理由:
- 猫の足跡は、外部からの侵入がないことを示唆しています。つまり、犯人は内部の人物です。
- ミスター・ジョーンズとリリーは、事件当時それぞれ別の作業をしており、アリバイがあります。
- トムは別の部屋を掃除していたと証言していますが、それを証明する証拠はありません。また、猫の足跡に気づかなかったというリリーの証言と合わせると、トムが猫(または足跡)を利用してアリバイを作ろうとした可能性があります。
以上のことから、トムが犯人である可能性が最も高いと考えられます。