2025-06-01 06:15 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠
物語
あなたは名探偵。ある日、宝石商のギルドから緊急の依頼が舞い込みました。ギルドの秘蔵品である「太陽の王冠」が盗まれたというのです。
ギルドの会議室には、王冠が展示されていた台座だけが残されており、扉と窓は全て内側から施錠されていました。つまり、密室だったのです。
現場に残されていたのは、以下の4つの証拠品だけでした。
- 1枚のトランプ: ハートの7が落ちていた。
- 書きかけのメモ: 「裏切り者は常に…」という言葉で終わっている。
- 空のティーカップ: 中には砂糖が溶け残っていた。
- 小さな足跡: 猫のものと思われる足跡が、台座の周りをうっすらと一周していた。
ギルドのメンバーは以下の4人です。
- アリス: ギルドの会長。冷静沈着で、紅茶に砂糖をたっぷり入れるのが好き。
- ボブ: ギルドの会計担当。ギャンブル好きで、特にポーカーが得意。
- キャシー: ギルドの広報担当。猫を飼っており、いつも可愛がっている。
- デイビッド: ギルドの警備担当。真面目な性格だが、少し疑り深いところがある。
あなたは、これらの証拠と証言から、犯人を特定しなければなりません。
問題
上記の状況証拠と証言から、犯人は誰でしょうか? 犯行の手口と合わせて推理してください。
解答
犯人: ボブ
犯行の手口:
- 密室のトリック: 犯人はボブです。彼はポーカーが得意で、トランプの「ハートの7」は彼が犯人であることを示唆しています。ポーカーでは、「セブンカードスタッド」というゲームがあり、7は重要な数字です。
- メモのメッセージ: 「裏切り者は常に…」というメモは、ボブが他のメンバーを裏切ったことを暗示しています。彼はギャンブル好きであるため、借金のために王冠を盗んだ可能性があります。メモはボブが書きかけで残したものでしょう。
- ティーカップと砂糖: アリスは紅茶に砂糖をたっぷり入れますが、盗難現場で発見されたティーカップは空でした。これは、犯人が盗んだ後にアリバイ作りのためにティーカップを置いたことを示唆しています。
- 猫の足跡: キャシーは猫を飼っていますが、密室状態だったため、猫が台座に近づくことは通常考えにくいです。しかし、ボブが猫好きのキャシーに罪をなすりつけるために、猫の足跡を故意につけた可能性があります。もしくは、盗む際に猫が驚いて台座の周りを走り回ったのかもしれません。
総合的な推理:
ボブはギャンブルで借金を作り、それを返すために王冠を盗むことを計画しました。彼は密室に見せかけるために、犯行後にティーカップを置き、猫の足跡を残しました。そして、メモを書きかけで残すことで、他のメンバーに疑念を抱かせようとしました。
論理性:
- トランプの「ハートの7」は、ポーカー好きのボブを直接的に示唆する証拠です。
- 「裏切り者」という言葉は、ボブが他のメンバーを裏切って王冠を盗んだという動機と合致します。
- ティーカップと猫の足跡は、ボブがアリバイ工作を試みたことを示唆しています。
- これらの証拠を総合的に考えると、ボブが犯人であるという結論が最も合理的です。