2025-05-30 18:15 の謎

毎日謎解き:消えた王冠の謎

【物語】

とある小さな国、エルドラド王国。長年平和だったこの国に、突然の危機が訪れました。それは、王国の象徴である「太陽の王冠」が、厳重に警備された王宮の宝物庫から忽然と姿を消したのです。

国王は名探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。手がかりは少なく、残されたのは以下の情報のみです。

  1. 宝物庫に出入りできるのは、国王、王妃、王子、王女、そして宝物庫の管理人の5人だけ。
  2. 事件当日、5人全員が王宮内にいたことが確認されている。
  3. 宝物庫の扉は鍵で施錠されており、合鍵は国王と管理人のみが持っている。
  4. 王妃は事件当日、終日庭園でバラの手入れをしていたと証言。しかし、バラには全く触れた形跡がない。
  5. 王子は「王冠には興味がない。自分は絵を描いていた」と証言。しかし、完成した絵は未完成で、途中で筆を置いたような状態だった。
  6. 王女は「音楽室でフルートを練習していた」と証言。しかし、フルートのケースは開けられた形跡がなく、楽器は一度も出されていないようだった。
  7. 管理人は「鍵は肌身離さず持っていた」と証言。しかし、彼の部屋からは、使用済みのロープが見つかった。
  8. 国王は「執務室で書類に目を通していた」と証言。しかし、机の上にはインクの染みがついた重要な書類があった。

あなたはこれらの証言と状況証拠から、誰が王冠を盗んだのか、そしてどのようにして盗んだのかを推理しなければなりません。

【問題】

上記の情報を整理し、最も可能性の高い犯人と、その犯行の手口を論理的に説明してください。

解答

【犯人】

最も可能性の高い犯人は王妃です。

【犯行の手口】

以下に、王妃が犯人であると結論付けられる理由と、その犯行の手口を説明します。

  1. アリバイの不自然さ: 王妃は「庭園でバラの手入れをしていた」と証言していますが、バラには全く触れた形跡がありません。これは、アリバイ作りのために嘘をついている可能性を示唆します。
  2. ロープの存在: 管理人の部屋から使用済みのロープが見つかったという証拠は、管理人が何らかの目的でロープを使用していたことを示唆します。しかし、管理人は鍵を持っており、無理に侵入する必要はないため、ロープを使用する動機が薄いです。このロープは、王妃が宝物庫に侵入するために使用された可能性があります。
  3. その他の証言の矛盾: 王子、王女、国王の証言にも若干の不自然さが見られますが、王妃のアリバイの不自然さが最も際立っています。
  4. 犯行の動機: 王妃が王冠を盗む動機については不明ですが、権力欲や経済的な理由など、様々な可能性が考えられます。

具体的な犯行の手口の推測:

  1. 王妃は、庭園の手入れをするフリをして、宝物庫の裏手にアクセス。
  2. 管理人の部屋に侵入し、ロープを盗む(管理人は昼寝などをしていて不在だったと推測)。
  3. 宝物庫の裏手にロープをかけ、窓や換気口から侵入。
  4. 王冠を盗み出し、再びロープを使って脱出。
  5. ロープを管理人の部屋に戻し、アリバイ工作のために庭園で時間を過ごした。

結論:

以上のことから、王妃が最も可能性の高い犯人であり、ロープを使って宝物庫に侵入し、王冠を盗んだと考えられます。