2025-05-30 09:12 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
とある小さな王国、ポポルニア王国では、年に一度の収穫祭が近づいていました。収穫祭の目玉は、王室に代々伝わる「太陽の王冠」を王女様が身につけ、国民の前でお披露目すること。ところが、収穫祭の前日、王冠が王女様の部屋から忽然と姿を消してしまったのです!
王女様は、部屋に出入りしていた可能性のある人物として、以下の3人を挙げました。
- 庭師のジョージ:いつも庭の手入れをしており、王女様の部屋の窓から庭が見える。
- 料理人のマリア:王女様のおやつを届けに、毎日午後3時に部屋を訪れる。
- 王女様の侍女のエミリー:王女様の一番の親友で、いつも一緒にいる。
王国警察のベテラン刑事、ハリーは、3人から話を聞き、以下の証言を得ました。
- ジョージ:「私は、朝から晩まで庭の手入れをしていました。王女様の部屋の窓から、エミリーさんが何度も出入りしているのを見ました。」
- マリア:「私は、毎日午後3時に王女様におやつを届けていますが、昨日も同じです。王女様とエミリーさんが楽しそうにおしゃべりしていました。」
- エミリー:「私は、昨日一日中王女様と一緒にいました。マリアさんがおやつを届けに来た時も、3人で楽しくおしゃべりしました。ジョージさんは、庭でいつも楽しそうに歌を歌っていますね。」
ハリーは、3人の証言の中に矛盾があることに気が付きました。さらに、王女様の部屋には鍵がかかっており、合鍵を持っているのは王女様とエミリーだけです。
問題
以上の情報から、王冠を盗んだ犯人を推理してください。
解答
犯人はエミリーです。
論理的思考
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矛盾の発見: ジョージの証言「王女様の部屋の窓から、エミリーさんが何度も出入りしているのを見ました」と、エミリーの証言「私は、昨日一日中王女様と一緒にいました」が矛盾しています。もしエミリーが一日中王女様と一緒にいたのなら、何度も部屋を出入りすることはできません。
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合鍵の所有: 王女様の部屋に鍵がかかっており、合鍵を持っているのは王女様とエミリーだけです。外部からの侵入は考えにくい。
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状況証拠: エミリーは王女様と親友であり、常に一緒にいるため、王冠を盗む機会と、盗んだ後に疑われにくい立場にあります。
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犯行の動機: 動機は明示されていませんが、エミリーは合鍵を持っていること、アリバイを作りやすい状況、そして王女様の親友という立場を利用して犯行に及んだと考えられます。動機は嫉妬、金銭欲、いたずら心など、様々な可能性が考えられます。
上記を総合的に考えると、矛盾した証言をしていること、合鍵を持っていることから、犯人はエミリーであると結論付けることができます。