2025-05-30 04:16 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王女のティアラ
物語:
古くから続く美しい国、エメラルド王国。その王女、エメラルド・ローズは、国民から愛される存在でした。彼女は特に、父王から贈られた輝くティアラを大切にしていました。しかし、今朝、王女の部屋からそのティアラが忽然と姿を消してしまったのです。
王女の部屋に出入りできたのは、以下の4人。
- メイド長のミランダ:王女の身の回りの世話をするベテランメイド。
- 庭師のオリバー:毎日庭の手入れをしている。花に詳しい。
- 料理人のガストン:王室の食事を全て担当している。
- 王女の侍女リリー:いつも王女のそばにいる。
それぞれの証言は以下の通りです。
- ミランダ:「朝一番に王女様の部屋に行きましたが、ティアラはありませんでした。昨夜は遅くまで仕事をしており、王女様の部屋には近づいていません。」
- オリバー:「昨日は一日中、庭のバラの手入れをしていました。王女様の部屋の窓から、リリーさんが部屋に出入りするのを見ました。」
- ガストン:「朝食の準備で忙しく、王女様の部屋には行っていません。昨夜は新しいレシピの試作で、夜遅くまで台所にいました。」
- リリー:「昨夜、王女様がティアラを外すのをお手伝いし、机の上に置きました。今朝、部屋に入るとティアラは無くなっていました。オリバーが言うように部屋を出入りしたのは事実ですが、それは王女様に頼まれたお茶を買いに行っただけです。」
さらに、以下の事実が判明しています。
- ティアラは非常に高価で、換金するには専門のルートが必要。素人が簡単に売ることはできない。
- 王女の部屋の窓は内側から鍵がかかっており、外部からの侵入は不可能。
- 庭にはオリバー以外の足跡はなかった。
謎:
ティアラを盗んだのは誰でしょうか? そして、その理由も推理してください。
解答
犯人: メイド長のミランダ
理由:
この謎解きのポイントは、一見関係のない情報の中に隠された手がかりを見つけ出すことです。
- 矛盾点:
- リリーが部屋を出入りしたのは事実だが、オリバーが目撃した時間帯までは不明。リリーの証言に嘘はない可能性がある。
- ガストンが忙しかったという証言も、アリバイとして十分ではない。
- オリバーは庭にいたので、部屋には入っていない。
- 重要な情報:
- ティアラの換金には専門ルートが必要。
- ミランダはベテランメイドであり、長年王室に仕えている。つまり、専門ルートを知っている可能性が最も高い。
- 推理:
- 外部からの侵入が不可能であり、部屋に出入りできたのは4人だけ。
- リリーは王女のティアラを机の上に置いたと証言している。
- ミランダは朝一番に王女の部屋に行った際にティアラがなかったと証言している。
- ミランダは長年王室に仕えており、ティアラの価値を知っていて、換金ルートも知っている可能性がある。
- 結論:
- ミランダは、夜中に王女の部屋に侵入し、ティアラを盗んだ。
- 彼女が朝一番に部屋に行ったのは、自分が最初に見つけたというアリバイを作るため。
- 動機はお金のため。長年王室に仕えていても、生活は楽ではなかったのかもしれない。