2025-05-30 03:38 の謎
謎解き問題:消えたケーキの謎
ストーリー
今日は、小学5年生の探偵見習い、ケンタの誕生日。ケンタの家では、手作りのチョコレートケーキが用意されていました。しかし、ケンタが学校から帰ってくると、ケーキが跡形もなく消えていたのです!
ケンタの家には、ケンタの他に、両親と妹のミキが住んでいます。ケーキが消えた時間帯、家族はそれぞれ次のように証言しています。
- お父さん: 「私は午前中からずっと仕事で外出していた。ケーキが消えた時間帯は会社にいたよ。」
- お母さん: 「私は午前中から夕方まで、ずっと家の掃除をしていたわ。ケーキのことは全然見ていないの。」
- ミキ: 「私は午前中から友達と公園で遊んでたよ!お昼ご飯は公園で食べたし、ケーキは見てないよ。」
- ケンタ: 「僕は学校に行ってたから、家にいなかったよ!」
ケンタは、家族の証言と、家の中に残されたいくつかの手がかりから、ケーキを盗んだ犯人を突き止めようとしています。
手がかり
- ケーキが置かれていたテーブルには、チョコレートの小さなかけらが落ちていた。
- お母さんの掃除道具の中に、チョコレートの香りがする雑巾があった。
- ミキの部屋から、大量のお菓子が入った袋が見つかった。
- お父さんの車の中に、ケーキの箱が捨てられていた。ただし、お父さんは「仕事で外出していた」と証言している。
- ケンタの部屋には、犯人をあぶり出すための罠として、出かける前に小麦粉が撒かれていたが、足跡はなかった。
問題
これらの証言と手がかりから、ケーキを盗んだ犯人は誰でしょうか? また、どのようにして犯行を行ったのでしょうか?
解答
犯人
ケーキを盗んだ犯人は、お母さんです。
推理
- お父さん: 「仕事で外出していた」という証言と、「車の中にケーキの箱が捨てられていた」という手がかりは矛盾しています。しかし、「会社にいた」というアリバイが崩せないため、共犯者がいない限り、犯人ではない可能性が高いです。
- ミキ: 「公園で遊んでいた」というアリバイがあります。また、「大量のお菓子が入った袋」が見つかったことから、ケーキを盗む動機が薄いと考えられます。
- ケンタ: 学校に行っていたため、物理的に犯行は不可能です。
- お母さん: 「家の掃除をしていた」という証言は、アリバイにはなりません。「チョコレートの香りがする雑巾」があったこと、そして「チョコレートの小さなかけら」を掃除したと考えることで、犯行を裏付ける証拠となります。
犯行方法
お母さんは、掃除中にケーキを盗み食いし、証拠隠滅のために雑巾でテーブルを拭いたと考えられます。
矛盾点の解消
お父さんの車のケーキ箱については、お母さんがお父さんの車を(一時的に)借りてケーキを買いに行き、その際に箱を捨てた、あるいは、お父さんが別の機会にケーキを買い、その時の箱が残っていた、などの可能性が考えられます。 また、お父さんが共犯者である可能性も否定はできません。
補足
この問題は、直接的な証拠ではなく、間接的な証拠や矛盾点から犯人を推理するタイプの謎解きです。 論理的思考力と、証言や手がかりを整理する力が試されます。