2025-05-30 00:55 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
あなたは名探偵。今日は、ある国の王室から緊急の依頼が舞い込みました。
「大変です!明日の戴冠式で使用するはずの王冠が、今朝になって忽然と姿を消してしまったのです!」
王室の者たちの話によると、王冠は普段、厳重に警備された宝物庫に保管されていました。しかし、今朝、王室警備隊長が宝物庫を確認したところ、王冠だけが綺麗に消え去っていたのです。
あなたは早速、宝物庫の調査を開始しました。宝物庫には、以下の特徴がありました。
- 扉: 頑丈な鉄製で、特殊な鍵と暗証番号でロックされている。鍵は警備隊長が、暗証番号は国王だけが知っている。扉にはこじ開けられた形跡はない。
- 窓: 高い位置に小さな窓が一つあるが、鉄格子で覆われており、人が通れる大きさではない。鉄格子も外された形跡はない。
- 監視カメラ: 宝物庫内を監視するカメラが設置されているが、なぜか昨夜の0時から今朝の6時までの映像が消失している。
- 警備体制: 宝物庫の前には常に2人の衛兵が立っており、交代時間以外は持ち場を離れることはない。衛兵は昨夜、異常はなかったと証言している。
- 宝物庫の中: 王冠が置かれていた台座の周りには、誰かが侵入したような足跡や、物を動かしたような痕跡は見当たらない。王冠以外に、盗まれたものはない。
- 関係者: 王室関係者は、国王、王妃、警備隊長、宝物庫の管理人の4人。全員、王冠の重要性を理解しており、王室への忠誠を誓っている。
- 消失時間: 王冠が最後に確認されたのは、昨夜の警備隊長による巡回時(23時55分)。今朝、王冠がないことに気づいたのは、警備隊長(6時00分)である。
あなたは関係者への聞き込みも行いましたが、全員アリバイがあり、不審な点は見つかりませんでした。
しかし、あなたは冷静な観察と論理的な思考を駆使し、この不可能と思われた盗難事件の真相を見破ることに成功しました。
さて、王冠は一体どのようにして盗まれたのでしょうか? そして、犯人は誰なのでしょうか?
解答
王冠は、宝物庫の管理人によって盗まれました。
トリック:
ポイントは、「王冠以外に、盗まれたものはない」という点です。 もし外部の人間が侵入して王冠を盗んだのであれば、他の価値のある物も盗んでいくはずです。 扉や窓が完璧にロックされていたこと、そして関係者全員にアリバイがあったことから、内部の犯行である可能性が高いと考えられます。
宝物庫の管理人は、王冠が置かれていた台座の周りに足跡や物を動かした痕跡を残さないよう、王冠を別の物と入れ替えたのです。 例えば、王冠とほぼ同じ重さ、大きさの偽物と入れ替えることで、警備隊長が巡回時に異常に気づくのを防ぐことができます。
そして、監視カメラの映像が消失していた時間帯に、本物の王冠を運び出したと考えられます。
動機:
動機については、明確な記述はありませんが、金銭的な理由や、王室に対する個人的な恨みなどが考えられます。