2025-05-29 19:08 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた宝石と猫の足跡
【物語】
あなたは腕利きの探偵。ある日、資産家のミスター・スミスから緊急の依頼が入った。彼の自慢のコレクションである「暁の星」という名の宝石が、書斎から忽然と姿を消してしまったのだ。
現場はミスター・スミスの書斎。窓は閉まっており、鍵もかかっていた。部屋にはミスター・スミスと、彼の飼い猫であるミトンズしかいなかったという。
あなたは現場を検証し、以下の証拠を見つけた。
- 書斎のドアは内側から鍵がかけられていた。
- 窓は全て閉まっており、割れた形跡もない。
- 部屋には、ミトンズのものと思われる猫の足跡がいくつか残っている。足跡は、宝石が置かれていた棚の前から、部屋の隅にある猫用のベッドまで続いている。
- 宝石が置かれていた棚の近くに、小さな羽が1枚落ちていた。
- ミスター・スミスは、「私は宝石には一切触れていない。ミトンズも宝石に興味を示すことはない。」と証言している。
【問題】
以上の証拠から、宝石はどのようにして消えたのか? 論理的に考えて、宝石のありかと、犯人を突き止めてください。
解答
【宝石のありか】
宝石は、ミトンズが持ち去り、猫用のベッドに隠されている。
【犯人】
犯人はミトンズ。
【推理】
- 密室の謎: ドアと窓が閉まっている以上、外部からの侵入は不可能。つまり、犯人は部屋の中にいた人物、つまりミスター・スミスかミトンズのどちらか。
- ミスター・スミスの証言: ミスター・スミスは宝石に触れていないと証言しており、嘘をつく理由もない。(この証言が重要)
- 猫の足跡: 猫の足跡が宝石のあった場所から猫用ベッドまで続いている。これはミトンズが宝石の近くまで行ったことを示している。
- 羽の存在: 羽は、ミトンズが宝石を持ち去る際に、棚から落ちてきたと考えられる。
- 結論: 以上の証拠から、ミトンズが宝石に興味本位で触れ、偶然にも持ち去ってしまったと考えるのが最も合理的。宝石は猫用ベッドに隠されている可能性が高い。
【補足】
この問題は、ミスター・スミスの証言を信じるかどうかがポイントです。彼の証言を信じることで、犯人がミトンズであるという結論にたどり着きます。また、猫が宝石を持ち去るという意外性が、問題の面白さを引き立てています。