2025-05-27 14:11 の謎

謎解き問題:消えたケーキの行方

物語

今日は、小学5年生の探偵見習い、コナン君の誕生日。 お母さんが腕によりをかけて、コナン君の大好きなイチゴショートケーキを作ってくれました。 ケーキは、午後のティータイムまでおあずけ。コナン君は、学校から帰ってくるのが待ち遠しくてたまりません。

ところが、学校から帰ってきたコナン君が家に入ると、お母さんが困った顔をしていました。

「大変!コナン、ケーキがなくなっちゃったの!」

ケーキは、キッチンカウンターの上に置いてあったはず。 しかし、そこには何もありません。 お母さんは、ケーキを置いた後、庭で洗濯物を干していました。 その間、家にいたのは以下の3人です。

コナン君は、3人に話を聞きました。

コナン君は、部屋の隅々まで調べましたが、ケーキの破片も見つかりません。 しかし、あることに気がつきました。

さあ、名探偵コナンのように推理して、ケーキを食べたのは誰か、突き止めてください! ただし、以下のルールを守ってください。

解答

まず、3人の証言を整理します。

次に、コナン君が見つけた証拠を整理します。

ここから論理的に推理します。

  1. ポチが嘘をついている場合: ポチは言葉を話せないので、嘘をついているとすれば「ワン!ワン!」という鳴き声に何か意味があることになります。しかし、ポチの証言(鳴き声)からケーキを食べた犯人を特定することはできません。また、ポチが嘘をついている場合、お父さんとお姉さんの証言は真実となります。お父さんはケーキを見ていない、お姉さんはケーキを食べていないので、矛盾は生じません。しかし、ポチの口の周りのクリームを説明できません。

  2. お姉さんが嘘をついている場合: お姉さんが嘘をついている場合、「ケーキを食べていない」という証言が嘘になります。つまり、お姉さんがケーキを食べたことになります。お姉さんの部屋からケーキの皿が見つかったこととも一致します。 この場合、お父さんとポチの証言は真実となります。お父さんがケーキを見ていない、ポチがワンと鳴いていることは矛盾しません。

  3. お父さんが嘘をついている場合: お父さんが嘘をついている場合、「ケーキを見ていない」「興味もない」という証言が嘘になります。つまり、お父さんはケーキを見た、または食べたことになります。しかし、お父さんは甘いものが苦手なので、ケーキを食べたとは考えにくいです。また、お父さんの書斎からイチゴの香りがすることは、お父さんがケーキに近づいた可能性を示唆しますが、食べたとは断定できません。 この場合、お姉さんとポチの証言は真実となります。お姉さんはケーキを食べていない、ポチがワンと鳴いていることは矛盾しません。しかし、お姉さんの部屋からケーキの皿が見つかったことを説明できません。

上記より、最も矛盾なく説明できるのは、お姉さんが嘘をついている場合です。 お姉さんはダイエット中と言っているにも関わらずケーキを食べてしまった、という状況は十分に考えられます。

結論: ケーキを食べたのはお姉さん。