2025-05-27 14:11 の謎
謎解き問題:消えたケーキの行方
物語
今日は、小学5年生の探偵見習い、コナン君の誕生日。 お母さんが腕によりをかけて、コナン君の大好きなイチゴショートケーキを作ってくれました。 ケーキは、午後のティータイムまでおあずけ。コナン君は、学校から帰ってくるのが待ち遠しくてたまりません。
ところが、学校から帰ってきたコナン君が家に入ると、お母さんが困った顔をしていました。
「大変!コナン、ケーキがなくなっちゃったの!」
ケーキは、キッチンカウンターの上に置いてあったはず。 しかし、そこには何もありません。 お母さんは、ケーキを置いた後、庭で洗濯物を干していました。 その間、家にいたのは以下の3人です。
- お父さん: いつも書斎で難しい本を読んでいる。甘いものは苦手。
- お姉さん: モデルを目指している高校生。ダイエット中のはず。
- 愛犬のポチ: 食いしん坊で、いつも何かをねらっている。ただし、キッチンカウンターには手が届かない。
コナン君は、3人に話を聞きました。
- お父さん: 「私はずっと書斎にいたよ。ケーキなんて見てないし、興味もない。」
- お姉さん: 「私も部屋で雑誌を見てたわ。ダイエット中だし、ケーキなんて食べないわよ。」
- ポチ: (ワン!ワン!)
コナン君は、部屋の隅々まで調べましたが、ケーキの破片も見つかりません。 しかし、あることに気がつきました。
- お父さんの書斎の本棚に、ほんの少しだけイチゴの香りがする本があった。
- お姉さんの部屋のゴミ箱に、ケーキが入っていたと思われる紙皿が隠されていた。
- ポチの口の周りに、クリームのようなものが少しだけついていた。
さあ、名探偵コナンのように推理して、ケーキを食べたのは誰か、突き止めてください! ただし、以下のルールを守ってください。
- 嘘をついているのは一人だけ
- ケーキを食べたのは一人だけ
解答
まず、3人の証言を整理します。
- お父さん: 書斎にいて、ケーキを見ていない、興味もない。
- お姉さん: 部屋にいて、ケーキを食べていない。
- ポチ: (ワン!ワン!)
次に、コナン君が見つけた証拠を整理します。
- お父さんの書斎: イチゴの香りのする本。
- お姉さんの部屋: 紙皿。
- ポチ: 口の周りにクリーム。
ここから論理的に推理します。
-
ポチが嘘をついている場合: ポチは言葉を話せないので、嘘をついているとすれば「ワン!ワン!」という鳴き声に何か意味があることになります。しかし、ポチの証言(鳴き声)からケーキを食べた犯人を特定することはできません。また、ポチが嘘をついている場合、お父さんとお姉さんの証言は真実となります。お父さんはケーキを見ていない、お姉さんはケーキを食べていないので、矛盾は生じません。しかし、ポチの口の周りのクリームを説明できません。
-
お姉さんが嘘をついている場合: お姉さんが嘘をついている場合、「ケーキを食べていない」という証言が嘘になります。つまり、お姉さんがケーキを食べたことになります。お姉さんの部屋からケーキの皿が見つかったこととも一致します。 この場合、お父さんとポチの証言は真実となります。お父さんがケーキを見ていない、ポチがワンと鳴いていることは矛盾しません。
-
お父さんが嘘をついている場合: お父さんが嘘をついている場合、「ケーキを見ていない」「興味もない」という証言が嘘になります。つまり、お父さんはケーキを見た、または食べたことになります。しかし、お父さんは甘いものが苦手なので、ケーキを食べたとは考えにくいです。また、お父さんの書斎からイチゴの香りがすることは、お父さんがケーキに近づいた可能性を示唆しますが、食べたとは断定できません。 この場合、お姉さんとポチの証言は真実となります。お姉さんはケーキを食べていない、ポチがワンと鳴いていることは矛盾しません。しかし、お姉さんの部屋からケーキの皿が見つかったことを説明できません。
上記より、最も矛盾なく説明できるのは、お姉さんが嘘をついている場合です。 お姉さんはダイエット中と言っているにも関わらずケーキを食べてしまった、という状況は十分に考えられます。
結論: ケーキを食べたのはお姉さん。