2025-05-26 22:10 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。なんと、代々受け継がれてきた大切な王冠が、厳重な警備の目をかいくぐって盗まれてしまったのです。
盗まれたのは昨夜、王室主催の晩餐会の最中。晩餐会には、以下の5人の人物が出席していました。
- アリス: 王室と親交の深い伯爵令嬢。宝石鑑定の専門家でもある。
- ボブ: 王室の警備隊長。王冠の警備責任者。
- キャシー: 有名な芸術家。王室からの依頼で晩餐会の絵を描いていた。
- デイビッド: 隣国の王子。王室との同盟の話を進めるために招待された。
- エミリー: 王室に仕えるメイド長。晩餐会の準備を取り仕切っていた。
あなたは、彼らから事情を聞き込み、以下の証言を得ました。
- アリス: 「晩餐会の途中、ボブが頻繁に席を外していたのが気になったわ。王冠のことが心配だったのかしら?」
- ボブ: 「私は警備隊長として、晩餐会全体を見回る必要がありました。確かに何度か席を外しましたが、その間も部下に王冠の警備を任せていました。キャシーが絵を描いている時、王冠をじっと見ていたのが少し気になりました。」
- キャシー: 「私は絵を描くことに集中していました。王冠の美しさに惹かれて、確かに何度か見ましたが、盗むなんてありえません。デイビッド王子が、晩餐会の最中に何度も電話をしていたのが気になりました。」
- デイビッド: 「私は重要な外交案件の連絡を受けていただけで、盗みとは無関係です。エミリーが、晩餐会の準備でとても忙しそうだったのが印象的でした。」
- エミリー: 「晩餐会の準備と進行で、私は一晩中走り回っていました。王冠に触れる暇なんてありませんでした。アリス様が、王冠の宝石について熱心に質問されていたのが印象的でした。」
さらに、以下の情報も得られました。
- 犯人は、王冠について特別な知識を持っている人物である。
- 犯人は、晩餐会の最中に自由に動き回ることができた人物である。
- 犯人は、アリバイを偽証している。
以上の情報から、犯人を特定してください。
解答
まず、情報1から、王冠について特別な知識を持っている人物は、アリス(宝石鑑定の専門家)とボブ(警備隊長)の可能性があります。
情報2から、晩餐会の最中に自由に動き回ることができた人物は、ボブ(警備隊長)、キャシー(芸術家)、エミリー(メイド長)の可能性があります。
情報3から、アリバイを偽証している人物を探します。
- アリス: ボブの行動を指摘。
- ボブ: キャシーの行動を指摘。
- キャシー: デイビッドの行動を指摘。
- デイビッド: エミリーの行動を指摘。
- エミリー: アリスの行動を指摘。
全員が互いの行動を指摘し合っており、一見するとアリバイの偽証は見つかりません。しかし、ここで重要なのは「王冠は厳重な警備の目をかいくぐって盗まれた」という点です。警備責任者であるボブは、警備の目をかいくぐられたことの責任を問われる立場にあります。そのため、キャシーの行動を指摘することで、自分の責任を曖昧にしようとしている可能性があります。つまり、ボブのアリバイは偽証である可能性が高いです。
さらに、ボブは警備隊長として自由に動き回ることができ、王冠に関する知識も持っています。アリスが王冠について特別な知識を持っていることは証言からわかりますが、盗む動機が不明です。
以上のことから、犯人はボブである可能性が最も高いと考えられます。