2025-05-26 08:23 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の行方
物語
ある小さな国の王室で、代々受け継がれてきた大切な王冠が盗まれてしまいました。王室の警備は厳重で、外部からの侵入の形跡はありません。容疑者は、王室に滞在していた以下の4人に絞られました。
- アリス: 王室の顧問弁護士。冷静沈着で、法律に詳しい。
- ボブ: 王室専属の庭師。庭の手入れを毎日欠かさない。
- キャロル: 王室の料理人。美味しい料理を作るのが得意。
- デイビッド: 王室に仕える執事。王室の全てを知り尽くしている。
事件当日、4人はそれぞれ以下のように証言しています。
- アリス: 「事件が起きた時、私は書斎で法律書を読んでいました。ボブが庭で作業をしているのを見かけました。」
- ボブ: 「私は一日中庭の手入れをしていました。キャロルさんがキッチンにいるのを見ました。」
- キャロル: 「私はキッチンで夕食の準備をしていました。デイビッドさんが廊下を歩いているのを見ました。」
- デイビッド: 「私は王室全体を巡回していました。アリスさんが書斎にいるのを見ました。」
しかし、捜査の結果、4人のうち1人が嘘をついていることが判明しました。嘘をついているのは誰でしょうか?そして、王冠を盗んだのは誰でしょうか?
ヒント
- 4人の証言をよく読んで、矛盾している箇所を見つけましょう。
- 嘘をついている人物が誰なのかを特定しましょう。
- 嘘をついている人物の証言を正すことで、真実が見えてくるかもしれません。
解答
まず、4人の証言を整理します。
- アリスはボブとデイビッドを見たと証言。
- ボブはキャロルを見たと証言。
- キャロルはデイビッドを見たと証言。
- デイビッドはアリスを見たと証言。
ここで、アリスとデイビッドの証言に注目すると、「アリスはボブを」「デイビッドはアリスを」見たとあります。もし両方とも本当なら、アリスが書斎にいた時にボブも庭にいたこと、そしてデイビッドが王室を巡回していた時にアリスは書斎にいたことが確定します。
しかし、もしアリスが嘘をついていると仮定すると、ボブとデイビッドの証言の整合性が崩れます。同様に、ボブが嘘をついていると仮定すると、アリスとキャロルの証言の整合性が崩れます。キャロルが嘘をついていると仮定すると、ボブとデイビッドの証言の整合性が崩れます。
デイビッドが嘘をついていると仮定すると、アリスの証言の整合性が崩れます。
ここで、重要なのは「王冠を盗んだのは誰か」という点です。王冠は厳重に保管されており、盗むためには王室の内部事情に精通している必要があります。
4人の証言を総合的に考えると、デイビッドが嘘をついている可能性が最も高いです。なぜなら、デイビッドは王室全体を巡回していたと証言していますが、アリスが書斎にいたのを見ていない可能性があります(実際には王冠を盗んでいた)。また、デイビッドが嘘をついているだけで、他の3人の証言には矛盾が見られないからです。
したがって、王冠を盗んだのはデイビッドです。