2025-05-26 04:17 の謎
毎日楽しめる謎解き:不思議な図書館
問題
あなたは、街外れの古い図書館に迷い込みました。埃っぽい本の匂いと、静寂だけがそこにはあります。図書館の中央には、古びた木製の机があり、その上には一冊の本が置かれています。本のタイトルは『迷宮の書』。表紙を開くと、奇妙な文章が目に飛び込んできました。
「知識の扉は言葉で開く。されど、言葉は時に姿を変える。始まりの言葉は終わりを知り、終わりの言葉は始まりを告げる。時を遡り、言葉を紡げ。汝の進むべき道は、その先に開かれん。」
本の次のページには、5つの言葉が縦に並んで書かれています。
- 昨日
- 今日
- 明日
- 未来
- 過去
さらに次のページには、謎めいた図形が描かれています。それは、5つの円がそれぞれ線で繋がれた図で、各円の中には、上記の5つの言葉のどれかが一つずつ書かれています。線の近くには矢印が書かれており、言葉から言葉への流れを示しています。
- 昨日 → 過去
- 今日 → 昨日
- 明日 → 未来
- 未来 → 今日
- 過去 → 明日
本の最後のページには、一つの質問が書かれています。
「この迷宮の書が示す真実を解き明かせ。汝が進むべき『道』とは何か?」
あなたは、この図書館から脱出するために、本の謎を解き明かさなければなりません。
ヒント
- 言葉の意味を深く考えないで、言葉そのものの性質に着目しましょう。
- 図形の矢印は、言葉の「繋がり」を表しています。
- 「道」という言葉を別の言葉に置き換えて考えてみましょう。
解答
「道」とは、図形に示された言葉の繋がり、すなわち「流れ」のことです。
図形を見ると、5つの言葉は循環しています。
昨日 → 過去 → 明日 → 未来 → 今日 → 昨日 → …
この循環する流れを「道」と考えると、次に進むべき「道」は、最後に到達した言葉の次に来る言葉、つまり循環における次の言葉となります。
現状は5つの言葉が円になって繋がっているだけなので、そこからさらに進むべき「道」は存在しません。
よって、現状維持こそがこの本の示す真実であり、進むべき「道」と言えます。
したがって、解答は「現状維持」です。
解説
この謎解きは、言葉の持つ意味ではなく、言葉の並び順と関係性を理解することが重要です。図形は、言葉の「流れ」を示す地図であり、その流れこそが「道」であるという比喩表現を用いています。図書館からの脱出方法については明示されていませんが、謎を解くことで、この図書館に留まることこそが正解なのだと気付かされます。