2025-05-25 08:13 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠
ストーリー
あなたは名探偵シャーロック・ポメロ。今日も事務所でパイプをくゆらせていると、若い女性が駆け込んできました。彼女は王室に仕える侍女で、名前をマリーと言います。
「大変です、ポメロ先生!王女様の王冠が消えてしまったんです!」
マリーの話によると、王女様は明日の舞踏会で使用する王冠を、今朝、自室の宝石箱にしまわれたそうです。しかし、昼食後、念のため確認しようと宝石箱を開けたところ、王冠だけが綺麗に消えていたのです。
王女様の部屋に出入りしたのは、王女様本人、マリー、執事のジョン、庭師のピーターの4人。部屋には鍵がかかっており、窓も開いていません。
あなたは王女様の部屋を調べました。部屋は綺麗に整頓されており、争った形跡はありません。宝石箱も鍵がかかっており、壊された様子もありません。
4人から話を聞くと、それぞれ以下のように証言しました。
- 王女様: 「朝、確かに王冠を宝石箱にしまったわ。それから昼食まで部屋から一歩も出ていないの。」
- マリー: 「朝、王女様が王冠をしまわれるのを見ました。昼食後、王女様と一緒に宝石箱を確認しましたが、その時にはもう王冠はありませんでした。」
- ジョン: 「私は朝食後、王女様に紅茶をお届けしました。その後、昼食の準備をしており、王女様の部屋には近づいていません。」
- ピーター: 「私は朝から庭の手入れをしていました。昼食の時間には食堂に行き、その後も庭の手入れを続けていました。王女様の部屋には近づいていません。」
さらに、あなたは以下の事実を突き止めました。
- 宝石箱の鍵は王女様だけが持っている。
- 王女様は嘘をつかない。
- 犯人は1人である。
- 犯人は王女様の部屋に入った時間に行っていた行動について嘘をついている。
王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか?そして、どのようにして王冠を盗んだのでしょうか?
解答
犯人:ジョン
盗み方:
ジョンは、朝食後に王女に紅茶を届けた際に、王女が宝石箱の鍵を置いている場所を確認し、鍵を盗んだ(もしくは合鍵を持っていた)。昼食の準備中に、王女の部屋に忍び込み、宝石箱から王冠を盗み出した。その後、鍵を元の場所に戻した(もしくは合鍵を処分した)。
解説:
- 王女様は嘘をつかないため、朝に王冠を宝石箱に入れたのは事実。
- マリーは王女様と一緒に宝石箱を確認しているため、共犯ではない。
- ピーターは庭の手入れをしており、アリバイがあるように見える。しかし、庭から王女様の部屋に侵入するのは容易ではないため、直接的な証拠がない限り、可能性は低い。
- ジョンは「昼食の準備をしており、王女様の部屋には近づいていない」と証言している。これが嘘だとすると、昼食の準備中に王女様の部屋に侵入し、王冠を盗むことが可能になる。また、紅茶を届けた際に鍵の場所を確認する時間もあった。
- ジョンが鍵を盗むことができれば、宝石箱を壊す必要もなく、部屋に侵入した痕跡を残さずに王冠を盗み出すことができる。
- 上記と「犯人は王女様の部屋に入った時間に行っていた行動について嘘をついている」という条件から、ジョンが犯人であると特定できる。