2025-05-24 23:10 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語:
あなたは有名な探偵です。ある日、王国から緊急の依頼が舞い込みました。それは、王室に代々伝わる大切な王冠が、厳重に警備された王宮の宝物庫から忽然と姿を消したというのです。
王宮の警備システムは完璧で、侵入者の痕跡は一切ありません。最後に王冠を見たのは、昨夜、宝物庫の警備を担当した4人の衛兵でした。衛兵たちはそれぞれ、以下の証言をしています。
- 衛兵A: 「私が宝物庫を見回った時、王冠は確かにそこにありました。時間は午後9時ちょうどです。」
- 衛兵B: 「私は午後10時に宝物庫を見回りました。しかし、その時にはもう王冠はありませんでした。」
- 衛兵C: 「私は昨夜、一度も宝物庫の見回りをしていません。」
- 衛兵D: 「私は午後8時に宝物庫を見回りました。王冠はありました。」
さらに、調査の結果、以下の事実が判明しました。
- 王宮には、時間によって警備員の目を欺く特殊な鏡が存在する。この鏡の前を通ると、衛兵は一時的に時間がずれて認識してしまう。具体的には、鏡を通った直後の1時間、時間の感覚が1時間遅れる。例えば、午後9時に鏡を通ると、衛兵は午後8時だと認識してしまう。
- 4人の衛兵のうち、1人だけが嘘をついています。
- 犯人は衛兵の中にいる。
謎:
王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか?そして、どのようにして王冠を盗み出したのでしょうか?
解答
犯人:衛兵C
解決方法:
まず、衛兵の証言を精査します。
- 衛兵Cが嘘をついていると仮定すると、彼は実際には宝物庫の見回りをしていたことになります。しかし、他の証言との矛盾が生じ、王冠が盗まれた時間帯を特定できません。
- 次に、衛兵Aが嘘をついていると仮定すると、王冠を見た時間が午後9時ではないことになります。しかし、王冠が盗まれた時間帯を特定するには情報が不足しています。
- 次に、衛兵Bが嘘をついていると仮定すると、王冠を見た時間が午後10時ではないことになります。しかし、王冠が盗まれた時間帯を特定するには情報が不足しています。
- 次に、衛兵Dが嘘をついていると仮定すると、王冠を見た時間が午後8時ではないことになります。しかし、王冠が盗まれた時間帯を特定するには情報が不足しています。
そのため、衛兵Cが嘘をついていると仮定して考えます。 衛兵Cが嘘をついているので、衛兵Cは宝物庫を見回りをしている。
以下に、衛兵Cが鏡を使った場合、使わなかった場合の行動を記載する。
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鏡を使わなかった場合 衛兵Dが午後8時に王冠を確認し、衛兵Aが午後9時に王冠を確認、衛兵Bが午後10時に確認した際には王冠が無くなっているため、衛兵Cは午後9時から午後10時の間に王冠を盗んだことになる。
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鏡を使った場合 衛兵Cが午後9時に鏡を使った場合、衛兵Cは午後10時まで午後8時だと認識する。 衛兵Dが午後8時に王冠を確認し、衛兵Aが午後9時に王冠を確認、衛兵Bが午後10時に確認した際には王冠が無くなっているため、衛兵Cは午後9時から午後10時の間に王冠を盗んだことになる。 この場合、衛兵Cは鏡を使ったとしても、王冠を盗める。
したがって、犯人は衛兵Cであり、午後9時から午後10時の間に王冠を盗んだ。