2025-05-24 17:06 の謎
毎日謎解き：消えた宝石の謎
ストーリー
あなたは、名探偵シャーロック・ホームズの助手として、ロンドンの街を駆け回っています。ある日、宝石商のミスター・ブラウンから緊急の依頼が舞い込みました。
「大変だ！ 我が家に代々伝わる『暁の星』という宝石が、今朝起きたら忽然と消えていたんだ！ 部屋には鍵がかかっていて、窓も閉まっている。一体どういうことだ！」
ミスター・ブラウンの屋敷に到着したあなたとホームズは、早速現場の調査を開始しました。
状況
- 宝石が消えたのは、ミスター・ブラウンの書斎。
- 書斎のドアと窓は内側から施錠されていた。
- 部屋には、ミスター・ブラウン、メイドのエミリー、庭師のジョンしか出入りしていない。
- ミスター・ブラウンは朝まで書斎で寝ていた。
- エミリーは、朝食の準備で忙しく、書斎には立ち寄っていないと証言。
- ジョンは、朝早くから庭の手入れをしており、書斎には近づいていないと証言。
- 部屋の中は荒らされた様子はない。
- 書斎には、ミスター・ブラウンが趣味で集めているアンティークの置時計がある。
問題
上記の状況証拠から、『暁の星』を盗んだ犯人と、その犯行の手口を推理してください。
解答
犯人
ジョン
手口
アンティークの置時計を利用したトリックです。
- 事前の準備: ジョンは、事前に書斎にあるアンティークの置時計の仕掛けを調べておきます。
- 犯行当日: ジョンは、庭仕事中に書斎の窓から見えない位置に立ち、時計の仕掛けを作動させます。この仕掛けは、時間を設定することで、一時的に窓の鍵を開けることができるように細工されたものです。
- 宝石の窃盗: 仕掛けが作動し窓の鍵が開いている間に、ジョンは書斎に侵入し、『暁の星』を盗みます。
- 証拠隠滅: 宝石を盗んだ後、ジョンは再び時計の仕掛けを作動させ、窓の鍵を閉めます。これで、窓は内側から施錠された状態に戻ります。
- アリバイ作り: ジョンは、普段通り庭の手入れを行い、書斎には近づいていないというアリバイを作ります。
解説
- 部屋が密室状態であったため、犯人は部屋に出入りせずに宝石を盗む必要がありました。
- エミリーは朝食の準備で忙しく、ミスター・ブラウンは寝ていたため、アリバイが成立しています。
- ジョンは庭師であるため、庭から書斎の窓に近づくことは不自然ではありません。また、庭仕事中であれば、時計の仕掛けを操作する時間も確保できます。
- アンティークの置時計という盲点をつくことで、密室トリックを可能にしました。